一緒にお茶しながら、あれやこれやを語り合う時間を共有できるって本当に貴重だと思うもんざです。
5月28日(土)に池袋で皆さんとお会いしてから、あっという間に10日以上過ぎてしまいました。
すぐに読書会の振り返りをしたかったのですが、日本滞在中は日々の予定に追われて、つい後回しになっていました。読書会では、古典からメタバースまで、幅広いトピックが共有され、なかなか自分では手に取る機会がない本についても、知識や意見を伺うことができました。
それぞれの本の3つのキーワード
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
あらためて皆さまからご紹介いただいた本と、それぞれの本の3つのキーワードを共有します。
- もんざ (主催者) 「NHK100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月」 [上野千鶴子著] (NHKテキスト)
・老いとは他者の経験(自覚しづらい)
・人口管理と安楽死問題
・透徹したリアリズム
老いは不意にあなたを捉える。見たくない、聞きたくない、考えたくない――。そんな「老い」の実態をあらゆる観点から論じ、従来のステレオタイプを次々と打ち砕いたボーヴォワールの主著。なぜ老いを自覚することは難しいのか。老人が社会から疎外される根本理由とは。キレイゴト抜きに「老い」の実態を暴き、「文明のスキャンダル」と捉え直した著作の真価を、現代日本の状況にも引きつけながらやさしく解説する。
<内容:アマゾン商品説明より> 「NHK100分 de 名著 ボーヴォワール『老い』 2021年 7月」 [上野千鶴子著] (NHKテキスト)
- じょあんなさん「世の中の運がよくなる方法を試してみた(運を引き寄せる実験)」櫻庭露樹 (著) フォレスト出版
・掃除(トイレ掃除)
・断捨離
・人生実験
なぜ運がいい人は目に見えないものを大切にしているのか。15年間の研究で、運がいい人と運が悪い人の違いが明確に。「これをやれば運がよくなる」を具体的に解説したスピリチュアル実践本。
<内容:アマゾン商品説明より> 「世の中の運がよくなる方法を試してみた(運を引き寄せる実験)」櫻庭露樹 (著) フォレスト出版
- Yoko3さん「陰翳礼讃」谷崎潤一郎著 青空文庫
・陰翳
・闇
・隈
私は、数寄を凝らした日本座敷の床の間を見る毎に、いかに日本人が陰翳の秘密を理解し、光りと蔭との使い分けに巧妙であるかに感嘆する。なぜなら、そこにはこれと云う特別なしつらえがあるのではない。要するにただ清楚な木材と清楚な壁とを以て一つの凹んだ空間を仕切り、そこへ引き入れられた光線が凹みの此処彼処へ朦朧たる隈を生むようにする。……
「陰翳礼讃」谷崎潤一郎著 青空文庫
- maru(まる)さん「アーモンド」ソン・ウォンピョン(著)矢島暁子(訳)祥伝社
・生きづらさ
・手をさしのべる人
・無垢なる力
扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。母は、感情がわからない息子に「喜」「怒」「哀」「楽」「愛」「悪」「欲」を丸暗記されることで、なんとか“普通の子”に見えるようにと訓練してきた。だが、母は事件によって植物状態になり、ユンジェはひとりぼっちになってしまう。そんなとき現れたのが、もう一人の“怪物”、ゴニだった。激しい感情を持つその少年との出会いは、ユンジェの人生を大きく変えていく―。怪物と呼ばれた少年が愛によって変わるまで。
<内容:アマゾン商品説明より> 「アーモンド」ソン・ウォンピョン(著)矢島暁子(訳)祥伝社
- よしざきさん「四書五経」竹内照夫著、東洋文庫
・徳治主義: 論語、孟子は、徳治主義を提唱する書。統治者に徳があるべきとした。
・法治主義: 法を明確にしておくことで、為政者は誰であっても統治できる。
・大学と中庸:「大学」「中庸」は、南宋(1127-1179)の時代に「礼記」の一章を独立させたもの。
儒教の主要文献である『論語』『孟子』『易経』『春秋』など、いわゆる四書五経に対する正当な評価と、それらの古典を生みだした古代中国人の心と生活態度を解明した好著。
「四書五経」竹内照夫著、東洋文庫
- りんさん 「これでおしまい」篠田桃紅 (著) 講談社
・世迷い言(人間は一生迷っている)
・富士(不二)(あらゆる色,線,形,一切がある)
・墨(黒ではあるが真っ黒ではなくどこかに明るさを残している)
三月一日に一〇八年の生涯を閉じた篠田桃紅氏最後の著作。世界で最も尊敬される日本人美術家が届ける「老いの哲学」と「人生の言葉」こんなに魅力的なに日本人女性がいた!この本の制作途中、「これが最後の本になる」とご本人は繰り返し言っていました。
<内容:アマゾン商品説明より> 「これでおしまい」篠田桃紅 (著) 講談社
篠田氏の人生哲学を短い言葉で伝える「ことば編」と、これまでの人生を写真と文章で振り返る「人生編」、二部構成でお届けする、最後にして渾身の著作です。
- ゆりさん「THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す」by アダム・グラント (著), 楠木 建 (監修) 三笠書房
・思考の柔軟性
・謙虚さと好奇心
・科学者の思考モード
ニューヨーク・タイムズNO.1ベストセラー!邦訳版シリーズ累計25万部突破!『GIVE & TAKE』『ORIGINALS』に続く最新刊。世界的な組織心理学者が解き明かす。「思い込みを手放し、発想を変える」ための方法。「知っているつもり」がもたらす知的な怠慢――。
<内容:アマゾン商品説明より> 「THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す」by アダム・グラント (著), 楠木 建 (監修) 三笠書房
学び続ける人の指針がここにある!(監訳者・楠木建)
- yokoyokoさん「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」本田晃一著 フォレスト出版
・竹田和平
・そもそもで掘り下げる
・GIVEする
◆現代の大富豪に「お金持ちになる方法」を聞いてみた
<内容:アマゾン商品説明より> 「日本一の大投資家から教わった人生でもっとも大切なこと」本田晃一著 フォレスト出版
あなたは竹田和平さんをご存じでしょうか。。。「現代日本の大富豪」といえる人物です。
戦後日本の発展を支えた企業群の王様=キング。
本書はそんな「和平さんの教え」を「出会い」「お金」「愛」「豊かさ」「成功」「人生の極意」の6つのテーマに分けて、あなたにシェアします。
- no designさん「ストーリーとしての競争戦略」楠木建著 東洋経済新報社
・コンセプトの重要性
・すぐれた戦略=物語
・デザインは最終
戦略の神髄は、思わず人に話したくなるような面白いストーリーにある。多くの事例をもとに「ストーリー」という視点から究極の競争優位をもたらす論理を解明。
<内容:アマゾン商品説明より> 「ストーリーとしての競争戦略」楠木建著 東洋経済新報社
- no designさん「こころ」夏目漱石著 青空文庫
・人間の本質
・欲
・向上心
人間を信用せず、豊富な知識を持ちながら仕事にも就かず、美しい妻と隠居生活を送る「先生」には、人には言えない暗い過去があった。ある日「先生」の不思議な魅力に惹かれていた「私」のもとに突然、一通の遺書が届く。遺書が物語る「先生」の壮絶な過去とは?日本文学史に輝く文豪・夏目漱石が人間のエゴイズムに迫った名作
<内容:アマゾン商品説明より> こころ (まんがで読破) by 夏目漱石 (著), バラエティ・アートワークス (著)
- hiroさん 「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」 (幻冬舎単行本) 佐藤航陽 (著)
・メタバース
・パラレルワールド
・宇宙と仮想世界
インターネット以来の大革命。メタバースとは「神」の民主化だ———メタバース、web3、NFT、AI、宇宙開発…「新しい世界」を私たちはどう生きるか!メタバース事業の最先端をいく起業家が全てを書き尽くした決定版。産業革命、インターネット、そしてメタバース。人類はいよいよ最終局面を迎える。
<内容:アマゾン商品説明より> 「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」 (幻冬舎単行本) 佐藤航陽 (著)
読書会のあとで、もんざが得た疑問
1.リアルとヴァーチャルのメリット・デメリットを整理するにはどうしたらよいか?
2.ビジュアルエイドなしのプレゼンをどうやって練習するか?
第131回ZOOMで読書会(2022年6月)
来月は6月25日(土)です。ご都合がよろしければ、ご参加いただけるとうれしいです。
目的:2022年5月~6月に読んだ本を1冊共有する
日時:2022年6月25日(土)AM8:00-9:30(JST)
場所:ZOOMオンラインミーティングルーム