読書感想

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「下町」林芙美子(1948)人生の喜怒哀楽を全部盛り込んだ短編

1948年(昭和23年)に発表された林芙美子の短編小説を読みました。戦後もシベリアに抑留されている夫を待ちながら幼い息子を抱えてお茶の行商をしながら暮らす30歳の女性おりよが主人公。辛く厳しい生活からの変化が見えてきたところで、思いがけない...
8. Trial&Error

Modern JAPANESE Short Stories/日本人作家25名の短編を英語で読む

近所の書店で面白そうな本を見つけて、つい購入してしまいました。「現代日本短編集」英語版 アイヴァン モリス (編集), Ivan Morris (編集) アマゾンで調べたら、kindle版はないみたい。全25人の日本人作家の短編が英語で読め...
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ニューロマンサー(1984)

「ニューロマンサー」を読み終えたので備忘記録を残しておきます。この作品は、Sprawl Trilogy(スプロール三部作)の第一作目です。映画マトリックスは、この作品から生まれたと言われるだけあって、読んでいると映画の場面を思い起こす人もい...
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幸福な監視国家・中国/人間の尊厳を奪ってしまうことへの監視・チェックの役割はどうするのか、という問題

7月31日は第120回ZOOMで読書会です。私は、「幸福な監視国家・中国」 (NHK出版新書) 梶谷 懐 (著) 、 高口 康太 (著) を紹介する予定で読み進めています。今回は第7章(道具的合理性が暴走するとき)から気になったところを共有...
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幸福な監視国家・中国/第6章 他人事だと排除しても問題解決にはならない

7月31日は第120回ZOOMで読書会です。私は、「幸福な監視国家・中国」 (NHK出版新書) 梶谷 懐 (著) 、 高口 康太 (著) を紹介する予定で読み進めています。今回は第6章(幸福な監視国家のゆくえ)から気になったところを共有しま...
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幸福な監視国家・中国/第5章 市民社会という概念に含まれる3つの意味

7月31日は第120回ZOOMで読書会です。私は、「幸福な監視国家・中国」 (NHK出版新書) 梶谷 懐 (著) 、 高口 康太 (著)を紹介する予定で読み進めています。今回は第5章から気になったところを共有しますね。 概念を示す用語の定義...
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幸福な監視国家・中国/第3章 幸福と自由がトレードオフだとしたら?

7月31日は第120回ZOOMで読書会です。私は、「幸福な監視国家・中国」 (NHK出版新書) 梶谷 懐 (著) 、 高口 康太 (著) を紹介する予定で読み進めています。今回は第3章から気になったところを共有しますね。 こんな社会になっち...
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幸福な監視国家・中国/ディストピア小説を読みながら、これも読む

7月31日は第120回ZOOMで読書会です。私は、「幸福な監視国家・中国」 (NHK出版新書) 梶谷 懐 (著) 、 高口 康太 (著) を紹介する予定で読み進めています。読もうと思ったきっかけは、6月4日に翻訳者の山形浩生さんが「資本主義...
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銃・病原菌・鉄に追加された第20章WHO ARE THE JAPANESE

ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」をABD読書会で読んでいます。私は英語版を読んでいるのですが、原書と邦訳版の目次を比較して、日本語版には第20章がないことに気づきました。 著者の公式サイトを確認したところ、以下の記述を見つけました...
8.2. ふりかえり Retrospective

華氏451度の面白さが100分de名著のおかげで理解できた

自分がなぜかディストピア小説というジャンルに惹きつけられるらしい、と気づいてから、ちょっとずつ有名なディストピア小説を読んでいます。これまでに、ハクスリー「素晴らしい新世界」、オーウェル「1984年」、ルグィン「オメラスから歩み去る人々」を...
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