読書感想 「ストーリーが世界を滅ぼす」ゴットシャル (2022)”でかメガホン”批判 「ストーリーが世界を滅ぼす―物語があなたの脳を操作する」ジョナサン・ゴットシャル (著), 月谷 真紀 (翻訳)を読んだので備忘記録を残しておきます。後半になると、ようやく著者がなぜこの本を執筆したのかが明らかになります。 以下は、本文から... 2022.12.13 読書感想
読書感想 「現代思想入門」千葉雅也(2022)上手な手抜きを教えてもらう 「現代思想入門」千葉雅也著を読んだので備忘記録を残しておきます。本書付録の現代思想の読み方は、佐藤優「読書の技法」に通ずる部分もあり、「読書はすべて不完全である」という著者の言葉は、読んでもすぐに内容を忘れてしまう私には心の支えになります。... 2022.12.09 読書感想2. 益 Useful
読書感想 「地球の分配」シラー(1795)Die Teilung der Erdeと「心の王者」太宰治(1940) ドイツの詩人シラー(Friedrich Schiller)が1795年発表した物語詩「地球の分配」(Die Teilung der Erde)を太宰治のエッセイから知りました。太宰の作品(「心の王者」1940年初出)では、あらすじが語られて... 2022.11.05 読書感想
読書感想 2人のラザロ(新約聖書ラザロの寓話を読み解く) ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」に登場する重要キャラクターの一人がゾシマ長老です。この未完のミステリーを読み解く伏線として、ゾシマの生い立ちや経験したことが克明に記されているのが 第6編「ロシアの修道僧」です。 主人公の一人である末弟... 2022.11.01 読書感想
3. 共感 Empathy 命令口調になってないか 適切な言葉を使うトレーニングには2年か!と思ったもんざです。最近、ちょっとアドラー心理学の本を読んでます。家族関係の悩みを抱えている人には参考になる部分が多そう。読みながら、7つの習慣とも重なる部分があり、面白いです。 「勇気づけの方法 ア... 2022.10.27 3. 共感 Empathy6. やってみよう Lifestyle読書感想
読書感想 告白ってなんだ?なぜ告白したくなるのか ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」のキーパーソンの一人にゾシマ長老がいます。若い頃に大失敗をしたものの、何とか失敗をリカバリーして宗教的な生活を始めようとした頃に、ある人物との出会いがあります。ゾシマを熱心に訪ねてくるようになったのは、... 2022.08.31 読書感想8.1. ふとした気づき
6. やってみよう Lifestyle なぜ作家は決闘を描くのか カラマーゾフで描かれたゾシマの決闘事件を読みながら、当時は決闘が許されていた理由や、なぜ現代では許されなくなったのかに疑問を持った。また、女性の決闘がないのかも気になったので調べてみた。なぜ作家は決闘を描くのだろうか。 決闘が許されていた理... 2022.08.29 6. やってみよう Lifestyle読書感想
読書感想 「女の決闘」オイレンベルク(1911)(森鴎外訳:1924)夫の不倫相手を銃殺した妻の話(短編小説) 1924年(大正13年)に森鴎外が翻訳したオイレンベルクの「女の決闘」(原題『Ein Frauenzweikampf』Herbert Eulenberg)を読みました。ほんとに短いので10分くらいで読めます。 (青空文庫のこちらで読めます ... 2022.08.12 読書感想8.2. ふりかえり Retrospective
読書感想 「貧民救済私案」スウィフト(1729年)予備知識なしで読んでください(ゾッとしたい人におすすめ) いま、決闘について調べているところです。色々と調べているなかで、哲学者のカントは『人倫の形而上学』で「人を殺害したのであれば,死ななくてはならない」と述べているけど、子殺しと決闘に関してだけ例外を認めていると分かりました。それで子殺しについ... 2022.08.07 読書感想6. 驚 Surprise
読書感想 共感と尊敬の違い 「幸せになる勇気」の読書会に参加したので、忘れないうちに学んだことを記録しておきます。今回の読書会では、青年と先生が教育論について話し合うパートを輪読して、その後に内容に関連して意見を交換しました。私が掘り下げて考える必要があったのは、教師... 2022.08.06 読書感想8.2. ふりかえり Retrospective8. Trial&Error