もんざ

8.1. ふとした気づき

「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹(1926)救いがなく物悲しい労働者を描いた短編

1926年(大正15年/昭和元年)に発表された葉山嘉樹の短編小説を読みました。ミステリー小説のような要素をもつ、やり場のない物悲しい気持ちになる物語です。(「セメント樽の中の手紙」葉山嘉樹著 ←青空文庫で無料で読めます)原作と翻訳の読み比べ...
9. 読書会(勉強会)

2021年7月読書会の感想/点が線になり、やがて面になる読書

先月7月の読書会にご参加いただいた方からのフィードバックを共有します。(第120回(7月31日)に紹介された本とキーワードが気になる方はこちら)第120回読書会終了/新しい視点参加して得たものプレゼンテーション力をもっと極めたい。他の方の本...
6. やってみよう Lifestyle

(かんたんレシピ)とろーり半熟の煮卵さん

なんだか今月はレシピをいただくことが多い!(と、いっても2回だけど)料理は必要だからやる、という義務感にあふれた感覚が抜けないのですが、やはり自分の手で美味しいものが作れるのは嬉しいものなんだなと改めて思いました。今回は「とろーり煮卵」のレ...
8.2. ふりかえり Retrospective

映画「輪廻の少年」(2017)

「 BECOMING WHO I WAS 」(邦題:輪廻の少年)というインド北部の山岳地帯ラダックを舞台にしたドキュメンタリー映画を見たので、感想を記録しておきます。8年の歳月をかけて丁寧に撮影された心温まる作品で、インド北部の美しく厳しい...
6. やってみよう Lifestyle

筋肉痛に効きました/Weleda(ヴェレダ)アルニカマッサージオイル

先日、USアマゾンで注文したWeleda Arnica Massage Oil (3.4 Oz)が届きました。スポーツ前後のマッサージに使用すると、筋肉疲労に効くという評価を読んで購入しました。正直いうと半信半疑だったんですよね。でも効きま...
読書感想

「西班牙犬の家」佐藤春夫(1916)愛犬との散歩が大好きな人の短編

1916年(大正5年)に発表された佐藤春夫の短編小説を読みました。愛犬フラテに連れられて、ちょっと不思議な場所を訪れる物語です。主人公と一緒に神秘的な場所に迷い込む体験ができるファンタジーで最後のオチは少しドキリとさせられます。(「西班牙犬...
読書感想

「秋山図」芥川龍之介(1921)絵画コレクターの心理を描いた短編

1921年(大正10年)に発表された芥川龍之介の短編小説を読みました。黄大癡(こうたいち)が描いた伝説の名画「秋山図」にまつわる不思議なお話。こちらのブログ(一生一石「秋山図」芥川龍之介の芸術観)の記述によると、惲寿平(うんじゅへい)という...
読書感想

「下町」林芙美子(1948)人生の喜怒哀楽を全部盛り込んだ短編

1948年(昭和23年)に発表された林芙美子の短編小説を読みました。戦後もシベリアに抑留されている夫を待ちながら幼い息子を抱えてお茶の行商をしながら暮らす30歳の女性おりよが主人公。辛く厳しい生活からの変化が見えてきたところで、思いがけない...
読書感想

Modern JAPANESE Short Stories/日本人作家25名の短編を英語で読む

近所の書店で面白そうな本を見つけて、つい購入してしまいました。「現代日本短編集」英語版 アイヴァン モリス (編集), Ivan Morris (編集)アマゾンで調べたら、kindle版はないみたい。全25人の日本人作家の短編が英語で読めま...
8.2. ふりかえり Retrospective

怪談牡丹灯篭 連続公演第5話(関口屋強請)

2021年5月に初めてみたオンライン落語での柳家喬太郎師匠の怪談牡丹灯籠。8月11日第5話が最終回。今回は、18章関口屋強請と20章の一部が演じられました。このパートは、めったに演じられることがない部分だと最後の質問コーナーで喬太郎師匠が解...
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