今月わたしは、NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」 (日本経済新聞出版) マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納献 (著), 小川敏子 (翻訳) を読んでいます。今回は「第7章 共感をもって受け取る」から、ポイントを共有します。
具体的な事例で分かりやすい
ここでは、非常に具体的な事例をもとに、どのように相手の話を共感をもって聴くかを学ぶことができました。
フランスの作家、シモーヌ・ヴェイユは断言する。「自分にはその能力があると考える者のほとんどは、その能力をもっていない」。共感する代わりに、わたしたちはどうしてもアドバイスを与えたり、励ましたり、自分の立場や気持ちを説明したくてたまらなくなる。
NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」 (日本経済新聞出版) マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納献 (著), 小川敏子 (翻訳)
NVCでは、人が自らを表現するためにどんな言葉を使おうと、その言葉のなかから、彼らが観察していること、感じていること、必要としていること、人生を豊かにするために要求していることを聞き取る
NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」 (日本経済新聞出版) マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納献 (著), 小川敏子 (翻訳)
そうなんですよね。相手にただ寄り添うって本当に難しい。一般的にどんな反応が共感と勘違いされているのかを読むと自分に思い当たるところがありすぎて辛かったです。
例えば、アドバイスする、うわてに出る、教え諭す、慰める、自分語り、話を切る、同情する、尋問する、説明する、間違いを正す、など、全部やっちゃってました。
でも、この本を読むことで少しだけ意識できるようになりました。ワークショップに参加できたら、もっと理解が深まって実践しやすそう。
書籍の目次
今回は第7章から少しだけご紹介しました。
第1章 心の底から与える――非暴力コミュニケーションの核心
第2章 思いやる気持ちを妨げるコミュニケーション
第3章 評価をまじえずに観察する
第4章 感情を見極め、表現する
第5章 自分の感情に責任をもつ
第6章 人生を豊かにするための要求
第7章 共感をもって受け取る←いまここ
第8章 共感の力
第9章 思いやりを持って自分自身とつながる
第10章 怒りをじゅうぶんに表現する
第11章 紛争を解決する
第12章 力を防御的に使う
第13章 自分を解放し、人に助言する
第14章 NVCで感謝を表現する
参考:日経の本 暴力や対立、偏った物の見方を排し、対話を導く。世界60 カ国以上、100 万人超の人たちに読まれている「話し方」の教科書の最新版。
今日も読んでくださってありがとうございます。
また明日もよろしくお願いします。
第118回 読書会の参加予定者
- もんざ 「NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版」 (日本経済新聞出版) マーシャル・B・ローゼンバーグ (著), 安納献 (著), 小川敏子 (翻訳)
- じょあんなさん「僕が夫に出会うまで」 (文春e-Books) 七崎 良輔 (著) 文藝春秋
- にしやまさん「定年起業を始めるならこの1冊! 定年ひとり起業」大杉 潤 (著) 自由国民社
- ひろみさん「親鸞の浄土を生きる―死を恐れないために」加藤 智見 (著) 大法輪閣
- りんさん「沖縄から貧困がなくならない本当の理由」 (光文社新書) 樋口 耕太郎 (著)
- Treeさん「仕事に効く教養としての「世界史」」出口治明 (著) 祥伝社