ブックカバー・チャレンジのために7冊の本を選ぼうとしていますが、そのまえに、1冊づつゆっくり振り返ってみたくなりました。なんで、私の手元に、この本たちが残っているのか。
クスっと笑って元気になる
前回7人の作家を選んで50音順に並べたので、上から順番にいきます。
1冊目は、内澤旬子さんの「身体のいいなり」という自伝的なエッセイ。
乳がんを発症し、乳房再建の手術をして元気を取り戻した著者が、子どもの頃から経験してきた病気について振り返りつつ、どのように生きてきたかを軽妙に語ってくれます。「世界屠畜紀行」で著者のことを初めて知りました。この本も、他に類がない面白い本でした。世界屠畜紀行も、またいつか読みたい。
たぶん、私がこの本(身体のいいなり)を手放せないのは、著者の生き方に憧れているところがあるからだと気づきました。
自分自身の感情や欲望に正直で、精神的に強いところもあれば、周囲の目が気になってしまう弱いところもある、そういう自分を客観的に分析して、ユーモアのある文章とイラストで表現されています。何度読んでも面白い。
そして面白いだけじゃなくて、この本からは元気がもらえるんですよね。
しかし、なぜkindle化されていないんだろう?
私はリアル本を持っているからいいけど、この本を読んで救われるタイプの女性がけっこういると思うんだけどなぁ。
7日分のリスト
1日目 内澤旬子「身体のいいなり」
2日目 佐藤優
3日目 梨木香歩
4日目 プラトン
5日目 ドネラ・H・メドウズ
6日目 森達也
7日目 アーシュラ・K・ルグィン
明日は、2日目の本について書きます。この順番もちゃんと考えたほうがいいのかも。7日間分を書いたら、どう並べるか、思いつくかも。
**2020年3月16日にフィリピン政府からアナウンスがあって、マニラは3月17日(火)から4月12日(日)までEnhanced Community Quarantine (ECQ)を実施中だったが、4月7日(火)に4月30日(木)まで延長が決定。
マニラのECQあけまで、のこり5日!のはずだったが、5月15日(金)まで延長が決定した。(4月24日発表)
5月12日現在ECQ57日目。のこり4日。