環境が変わると、想定外のことも起こります。
2018年11月から約1年ほど、ホテルにコンドミニアムを併設したところを住まいをしていたのですが、2019年12月からマンションアパートに移りました。
そのため、以下のサービスが4つなくなりました。
1・ベッドメイキング(リネンのお洗濯も含む)(週二回)
2・ゴミ捨て(毎日)
3・掃除(週二回)
4・インターネット完備
新居では家賃が3,000php安いのに、ワンルームではなく、ベッドルームがあり、ホテルに比べれば少し静かな環境になるので、移転を決めました。当初はインターネット完備が魅力だったのですが、結局のところ随時パスワードをフロントで発行してもらわないといけなくて、それが面倒だったのと、ときどき速度がめちゃくちゃ遅くなることもあり、予備的にモバイルWi-Fiを購入したところ、問題なく使えたので、4番のメリットも早々になくなってたんですよね。
しかし諸々のことを、自分でやれるからOKと思っていたのですが、なくなってみると、快適さが違うことに気づいて、いかに贅沢に慣れてたか、さっそく思い知りました。
週二回のシーツを洗ってアイロンかけしてベッドメイキングするルーティンって自分で作れるかなぁ。難しいだろうなぁ。でも、あれでかなり気持ちよく眠れたのは間違いないし。。。
たぶん4セットくらいシーツ類を揃えて、週末にまとめて洗濯に出すとかすれば、同じような快適さを実現できるかも。
「自分の持ち物を増やさない」というポリシーと「快適に生活する」というのは、ときどき(かなり?)対立してしまうから、しっかりと自分なりの基準を決めておかないといけないですね。
旧居でのネット環境がイマイチだったので、早々に持ち運びができるHome Wi-Fiモデムを買っていたので、新居でも、それを使えばOKだと見込んでいました。
しかし!甘かった。新居では、恐ろしく繋がらないのです。
旧居で使用していたときも、状況によってネット接続が悪化することがあったので、最初はネット会社のメンテナンスだろう、くらいに考えていたのですが、さすがに3日も続くと、これは一時的なものではないと気づきます。
めんどくさいなー、と思いつつ、私の最重要ポイントは安定したインターネット接続を日々確保するか、なので、ここを先送りにすることは許されません。
1.ネットで調べる
2.同じマンションに住んでいる人に聞く
3.管理人にきく
この順番で、どうすべきかを考えていました。
まず、ネットで色々調べたあとに、会社で同じマンションに住んでいる人に使用プロバイダを確認したら同じネット会社のサービス(Globe)だったので、この接続不良はマンションの立地問題じゃなくて、部屋の場所の問題だと当たりをつけました。
フィリピンの大手通信会社は2社で、そのうちの一つをすでに使っているのですが、やはり非常事態に備えて、もう一社(PLDT)の通信環境も使えるように準備しておくことに決めました。
通信速度が速くて安定していることが最重要なので、新たに回線を引く工事をするのが一番なのでしょうが、外国人にはハードルが高いし、何か問題があって、すぐに引越しをしたくなる可能性も否定できません。
ということで、PLDTのHome Wi-Fiを購入することに。
ネットで販売店を調べたら、近所の巨大ショッピングモールにお店が入っていることが分かり、仕事が終わったあとに、行ってみました。
しかし、店員さんに確認すると、「いま在庫切れでして、再入荷は来週になりますね」とのことで、「ら、来週??(行ったのは水曜)」とガッカリして、すぐにお店を後にしましたが、ここで諦めるわけにはいきません。
PLDTと同系列であるSMARTという通信会社も同じフロアにあるので、覗いてみました。
ところがスマホはたくさん陳列されているものの、Home Wi-Fiのサンプルも出ていないし、お客さんがワンサカいるし、店員に声はかけずらいし、こりゃダメだと直感し、平日の昼休みにでも出直すことに。
そして、新居は家具家電つき、なのですが、なぜかヘアドライヤーがなかったので、まずはそちらを購入しよう、と思考を切り替えました。
(実はこの判断が「吉」となります)
自分で当たりをつけて、それらしいお店を探してみたのですが、見当たりません。
(とにかく巨大なショッピングモールなので)
そこで1階のインフォメーションで教えてもらうことにして、行ってみると、なんと!!!
インフォメーションのショーケースに、先ほどPLDTで「在庫がない」といわれた「Home Wi-Fi」の箱があるのです。
えええ?ここ?まぁ、でも、メニューにあるけど品切れ、なんて、マニラでは日常茶飯事なので、あまり期待せず、とりあえず買えるかどうか、聞くだけ聞こう、と思ってお姉さんに質問しました。
そこは、一坪ほどのブースで、20代らしい若いお姉さんが一人だけいたのですが、しばらく前からPC管理のPOSレジの調子が悪くなったところらしく、複数の客の対応にテンパっていました。
インフォメーションといっても、こちらでは、携帯電話の料金をチャージするカードも販売していて(100php札で1枚とか)それを買うお客さんも頻繁にやってくるのです。
彼女は、ベテランさんにヘルプを頼んでいたらしく、ちょうどベテランさんもやってきて、ようやく話しかけやすい状態に。(順番とか関係なく来た人が話かけるから、若いお姉さんも笑顔がなくなってた。。。)
「これ、買えますか」とショーケースの品物を指さすと、「1,495PHP」というお返事。
つまり!!!在庫があるってことじゃないか!!
やった!買う!デビットカードで!というと、「現金のみ」とつれないお答え。
あ、そういえば、ここ、いまレジが故障中なのでした。
了解。財布に多めに現金入っていてよかったわ。
無事に希望の品を手に入れたので、本来の目的であるヘアードライヤーを取り扱っているお店を改めて聞いたところ、若いお姉さんはベテランさんに選手交代。
となりのビルになりますが、Watosons(薬局)かdepartmentstore(個別のお店ではなく、ショッピングモールのオリジナル店舗部分)ですよ、とのこと。
最初に薬局へ行ったら、商品の位置は教えてくれたけれど、店員さんが忙しそうで、レジも10人以上並んでいるかんじ。サッさと見切りをつけて、デパートメントストアへ移動。
ドライヤーはどこですか?と聞いたら、親切に案内してくれました。
あ、これ、ワトソンズで見たのと同じ商品で、同じ値段だな、と気づきましたが、売り場の若いお姉さん(だいたい売り子さんは若い人しかいないんだけど。。。)が実際に電源を入れて、温風の強度などを確かめさせてくれたり、これは海外でも使えますよ、1年保証ですよ、持ち帰って動かなかったら1週間以内に持ってきてね、など、非常に親切かつ丁寧だったので、購入決定。
お会計も、銀行のデビットカードでサクッと終わりました。
まさか、自分の欲しいものが2つとも、その日のうちにスムーズに手に入るとは!
どっちも、すぐにも必要だったのですが、気に入ったものが見つからなかったら、明日にでも別のお店に行かねば、とも思っていたので。
日本だったら、AmazonでポチっとするだけでOKなことも、マニラで暮らしていると、欲しいものを手に入れるのにも、いくつかハードルがあります。
めんどうだなー、と思う反面、買い物をするだけでも、ちょっとした達成感が味わえるので、面白いっちゃ、面白いんですよね。
まぁ、そうやって面白がれるのは、最初の1~2年なのかもしれませんが。
それにしても、「問題を先送りしないこと」「いろいろ試してみること」が、自分のライフスタイルのなかに、しっかりと定着していることを実感できるのは嬉しいことです。