わたしのアイデンティティって何だろ、と思うもんざです。 マニラに来てから、韓国人や中国人と間違われることはあっても、日本人だと当てられることはありません。 (住居のガードマンさんは日本語で「こんにちは」と挨拶してくれますが)
わたしは、間違われても全く平気なのですが、韓国人?中国人?とか聞いてくる人はたぶん同郷の人と母国語で話したかったりするんだろうな、と思うと、つい「日本人です…」と、すまなそうに答えてしまいます。 シンガポールに住んでいる弟のお嫁さんがベトナム人なのですが、友達が非常に多いのですよ。 どうやって友達を作ってるの?と聴いたら、知らない女性でも、雰囲気でベトナム人かな?と思ったら、いきなり「あなたベトナム人?」とベトナム語で話しかけて、反応があったら、同郷だって分かるから友達になれるよ、と言っていました。 彼女は、かわいくて明るくて超タフで社交的です。私には真似のできない方法ですが、異国で暮らす人のメンタリティがちょっと分かった気がしました。
ちょっと気になったのでフィリピンに日本人がどのくらい居住しているのか調べてみました。 総人口約1億330万人のフィリピンに居住している日本人は約24万人(2016年末の法務省統計)で全人口の0.23%。 1位中国、2位韓国・朝鮮に次いで3位だとか。(在留届ベースだと2016年10月時点で約17000人) これじゃ間違われても仕方がありませんね。ほとんどいないと同じだし、肌や髪の色からして見た目も中国、韓国の人と区別がつきにくいし。
ちなみに日本の総人口は約1億2600万人(2018年7月1日現在)在留外国人は約264万人で約2%。 1位中国(74万人)、2位韓国(45万人)、3位ベトナム(29万人)、4位フィリピン(27万人)、5位ブラジル(20万人) 2018年に東京で働いていたとき、コンビニや飲食店の店員さんを見ていると、ほぼ日本人名ではない名札をつけていたので、体感的にはもっと多い気がしましたが居住地域に偏りがありそうですね。
それにしても、中国人、韓国人の世界進出ぶりはスゴイなぁ。(フィリピン人も世界中で働いていてすごいけど)正直にいうと、間接的にかなりお世話になっております。(主にレストランと食材店で) 海外で気軽に(?)食べられる日本食といえば、ラーメンに、おすし、とんかつ、てんぷら、牛丼とかになってしまうので、あまり食べたい気持ちになりません。 日本であんまり食べてなかったから、梅干しのように食べたくて身もだえする、みたいな症状もでませんね。 国別や学校対抗などのスポーツを見て日本や特定の組織団体を応援することもないし、集団への帰属意識が薄いのが、私のアイデンティティといえば、そうなのかもしれないな、などと考えていました。
さて。課題です。 私は米原真理さんのエッセイ集「偉くない私が一番自由」を読んでいます。 この本は、佐藤優さんがシェフとなって、本格的なソ連型のロシア料理のフルコースメニューをイメージして米原さんの作品をピックアップして読者に供する形式になっているので、読んでいるとロシア料理も食べたくなってくるというオマケつきです。 そういえば新宿のスンガリーや、上野のマトリョーシカというロシア料理のお店に行ったことも思い出しました。 マニラでロシア料理のお店を探してみようと思います。 こちらのブログを見ながら、ロシア料理のフルコースを食べた気分を味わってます。めちゃくちゃ美味しそう(よだれが…) http://wineninja.net/tokyo-byo-005/ 今日も読んでくださってありがとうございます。 また明日もよろしくお願いします。