念願のアウシュビッツ博物館見学でハイキング気分も味わったもんざです。
土曜は朝9時から6時間のアウシュビッツ博物館のスタディツアーに申し込みをしていました。2つほどトラブルがありましたが、新しい出会いや気づきが得られて非常に満足しています。旅行プランの組み立て方も正解だったな、と自画自賛しています。
ほとんどの方はツアーバスなどでアウシュビッツ博物館に行くようですが、個人見学を予約していたため、博物館から徒歩20分のオシフィエンチム駅近くのアストラアパルトメンツという宿を予約しました。オーナーさんがご自宅を改装して一部を貸し出している民泊のような形式です。キッチンも使えたし、なんと到着日には奥様から温かいレモンケーキまでサービスしていただきました。
9時からのツアーなので、余裕を持って8時過ぎには宿を出ました。グーグルマップで道順を確認して、その通りに歩いて行ったのですが、そこに盲点があったのです。
さて課題です。
「何かうまくいかないのは才能不足が原因だと思うか?」
グーグルマップを過信してはいけません。なぜなら、私はアウシュビッツ博物館の従業員用駐車場らしきところに誘導されたからです。時刻は8時30分近くになっていて、ちょっと呆然としました。そういえば途中で「museum」という文字と「→」が書かれた看板があったのですが、グーグルマップを信じていたので、無視して通り過ぎていたのです。
もう一度、看板まで戻り、矢印をたどって行くと、団体専用小さく書かれた簡素なゲートが見つかりました。こりゃ、分かんないよ、と苦笑いしながら広い敷地を歩いて行くと、大勢の人が並んでいる場所に出ました。
よし、着いたぞ、と安心したのもつかの間で、また別のトラブルが発生しました。
見学者は全て、空港のように厳重な手荷物検査を受けなければなりません。基準以上のサイズのバックは持ち込むことができないのです。私は無印良品で買った折り畳めるリュックと20センチくらいの小さな手提げバックを持っていましたが、そのリュックがNGでした。
手帳しか入っていない、とリュックの中身を見せて交渉したのですが、預けて来なさい、と言われて仕方なく列を離れました。リュックを折りたたんで、手提げバックに入れ、再度入場しようとしたところ、またしてもNG。「中身の問題じゃないんだよ、マダム。バックの大きさなんだ」呆れたように言われて、結局は手荷物として空っぽのリュックを預け、ようやく無事ツアーに参加することができました。
この2つのトラブルですが、どちらも私の下調べが不足していることが原因でしょう。そういう意味では、事前に関連情報を読み込んで必要な準備を滞りなく行うという才能は欠けているのかもしれません。結果的には目的を達成できたので問題はないのですが、これで目的が達せられないと、かなり凹みそうですね。
見学ツアーの様子は長文になるためブログにまとめる予定です。
それでは、また明日もよろしくお願いします。