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読書会まで8日/あいまいな境界

9. 読書会(勉強会)
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善人と悪人の境界って曖昧だなと思うもんざです。

ニュースを見ていると、犯罪を犯した人の背景が報道されることがあります。
貧困、虐待、差別——追い詰められた末の行為だったのかもしれません。
それでも許されないことは許されない。

でも、その人を「悪人」と一言で片付けていいのだろうか…
ブルガーコフの小説では、主人公マルガリータが様々な悪人を歓迎します。
その中で考えさせられる場面がありました。

 

進捗報告

わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「巨匠とマルガリータ」(新潮文庫) ミハイル・ブルガーコフ (著), 石井信介 (著) https://amzn.to/4lkbRak

今回は、「第23章 悪魔の大舞踏会」から印象に残った場面を少しご紹介します。

大舞踏会では、不思議なことが次々と起こります。死者が生き返り、時間が歪み、空間が変容する。
いったい何が現実で、何が幻想なのか、境界があいまいになります。

ここでマルガリータはホスト役を務め、毒殺者、独裁者、密告者など、あらゆる悪人を裁かずに歓迎します。

引用「「まだまだですよ、王妃マルゴ」、コロビエフがそばに来てささやいた、「尊敬するゲストたちがほっておかれたと感じないように、会場を飛び回ってあいさつするのです」」

この場面は、「生と死」「快と不快」が混在しており、不思議な魅力を放っています。
悪魔ウォーランドは理不尽な運命に翻弄されるひとびとを読者に示し、悪の存在を否定する人を痛烈に批難します。

引用「ウォーランドが反論した。。。もし悪が存在しなければ、お前の善はどうなる?もし影が消えてしまえば、大地はどうなる?」

善と悪、現実と幻想。

私たちが「確かなもの」と信じているものも、実はあいまいな境界の上に成り立っているのかもしれません。

 

参加者(4名)

  1. もんざ「巨匠とマルガリータ」(新潮文庫) ミハイル・ブルガーコフ (著), 石井信介 (著)
  2. Treeさん「反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (監修), 千葉 敏生 (翻訳)
  3. にしやまさん「選書中」
  4. 山口さん「北極星 僕たちはどう働くか」 (幻冬舎)西野亮廣 (著)

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共有予定の本

「原稿は 燃えないのです」
独裁政権の言論弾圧に屈することなく優雅なる反逆を貫き、死後発表されるや世界でセンセーションを巻き起こした文豪ブルガーコフの最高傑作にして極上のエンターテインメント!スターリン独裁下の社会をアクロバティックに笑い飛ばしつつ、人間の善と悪、愛と芸術と罪と罰を問う、哲学的かつ挑戦的な世界的ベストセラーが躍動感あふれる新訳で登場!

「巨匠とマルガリータ」(新潮文庫) ミハイル・ブルガーコフ (著), 石井信介 (著)

経済、金融から、人生、そして愛まで――。この不確実な世界で私たちがいかに生きるべきか、すべてに使える思考のものさし「脆弱/頑健/反脆弱」をもとに解き明かす。

「反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (監修), 千葉 敏生 (翻訳)

「僕がここで本に書かなかったら、日本は、重大な選択肢を失ったまま、この先、5年10年過ごすことになる。」――24万部突破のベストセラー『夢と金』から3年の間に、日本人の誰も経験していないビッグスケールの挑戦から得た知見を、すべて本書に詰め込んだ!西野亮廣のビジネス書史上、ブッちぎりの最高傑作。

「北極星 僕たちはどう働くか」 (幻冬舎)西野亮廣 (著)

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