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読書会まで7日/書くことで救われる

9. 読書会(勉強会)
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書くことは大変だけど、それだけの価値があると感じるもんざです。

CBT(認知行動療法)ワークに取り組む人にフィードバックをして3カ月目になりました。
最初はまとまりがない文章を書いていた人が、ワークを繰り返して自分を俯瞰できるようになっていく姿をみると、「書くこと」の力を実感します。

ブルガーコフにとっては、書くことは救いというよりも、逃げられない運命のようなものだったかもしれませんが。。。。

 

進捗報告

わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「巨匠とマルガリータ」(新潮文庫) ミハイル・ブルガーコフ (著), 石井信介 (著) https://amzn.to/4lkbRak

今回は、ちょっとネタバレになってしまう部分があることをご了承ください。

この物語で、ブルガーコフはソビエト社会を皮肉りつつ、文壇から爪はじきにされた巨匠に救いを与えています。

巨匠はイエシュアの処刑を命じたローマ総督ピラトの苦悩を小説で描くのですが、モスクワの文壇人たちは、人間を超える存在を信じず、人間が世界の全てをコントロールできると考えているため、巨匠の作品を断固として拒否します。

しかし存在しないはずの悪魔がモスクワに現れ、巨匠を愛するマルガリータが魔女になり、文壇の関係者たちは破滅してしまうのです。

そして最終的に、巨匠とマルガリータは、輝かしい『光』ではなく、静かな『安息』を悪魔によって与えられます。

 

引用「「あの人は巨匠の作品を読んだ」マタイがいった、「そのうえでおぬしに頼みたいといっている。巨匠を連れていって、褒美として安らぎを授けてほしいと。」」

 

ブルガーコフが巨匠とマルガリータに救済を与えるのは、彼自身にも同じような救いを求めていたからでしょう。

当時の政治体制と社会構造に呑み込まれずに真実と愛を貫こうとした二人に、彼自身の願望を投影したのだと感じています。

巨匠もブルガーコフも書くことで苦しみましたが、それと同時に書くことで救われたともいえるかもしれません。

参加者(4名)

  1. もんざ「巨匠とマルガリータ」(新潮文庫) ミハイル・ブルガーコフ (著), 石井信介 (著)
  2. Treeさん「反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (監修), 千葉 敏生 (翻訳)
  3. にしやまさん「選書中」
  4. 山口さん「北極星 僕たちはどう働くか」 (幻冬舎)西野亮廣 (著)

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共有予定の本

「原稿は 燃えないのです」
独裁政権の言論弾圧に屈することなく優雅なる反逆を貫き、死後発表されるや世界でセンセーションを巻き起こした文豪ブルガーコフの最高傑作にして極上のエンターテインメント!スターリン独裁下の社会をアクロバティックに笑い飛ばしつつ、人間の善と悪、愛と芸術と罪と罰を問う、哲学的かつ挑戦的な世界的ベストセラーが躍動感あふれる新訳で登場!

「巨匠とマルガリータ」(新潮文庫) ミハイル・ブルガーコフ (著), 石井信介 (著)

経済、金融から、人生、そして愛まで――。この不確実な世界で私たちがいかに生きるべきか、すべてに使える思考のものさし「脆弱/頑健/反脆弱」をもとに解き明かす。

「反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」ナシーム・ニコラス・タレブ (著), 望月 衛 (監修), 千葉 敏生 (翻訳)

「僕がここで本に書かなかったら、日本は、重大な選択肢を失ったまま、この先、5年10年過ごすことになる。」――24万部突破のベストセラー『夢と金』から3年の間に、日本人の誰も経験していないビッグスケールの挑戦から得た知見を、すべて本書に詰め込んだ!西野亮廣のビジネス書史上、ブッちぎりの最高傑作。

「北極星 僕たちはどう働くか」 (幻冬舎)西野亮廣 (著)

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