いまいまのことじゃなかったのか、と思ったもんざです。
国連が財政危機だというニュース報道に驚きました。
なんでも米国が国連分担金を滞納しているのが問題だとか。
[【2月12日】国連、財政破綻の危機。「7月には資金枯渇」米国の支払いは? 作成者:News Connect あなたと経済をつなぐ5分間 #ニュースコネクト](https://creators.spotify.com/pod/profile/takafumi-nomura4/episodes/2127-e3eubh0)
[(キッズ外務省)国連分担金の多い国 | 外務省](https://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/un.html)
1945年に世界平和を目指して発足した国連の運営資金は各国の分担金によって賄われています。
そりゃあ滞納されたら困るよね、と手元の参考書で調べたら、なんと!
2009年版「理解しやすい政治・経済」(文栄堂)に、国連の課題として「アメリカの分担金の滞納」が明記されていました。
つまり16年も問題の解決策を見つけられずに四苦八苦していたということ。
理念が立派でも財政状況が不安定だと、できることが限られてしまうのは仕方ないのかも。
結局のところ、産業社会が国家単位で組織されている限り、超国家的な制度は不安定になりやすいのか。。。
国連81歳。もしこのまま国連が行財政改革できず解散したら、どうなるんでしょうね。
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「民族とナショナリズム」岩波書店 アーネスト ゲルナー (著), 加藤 節 (監訳)
今回は第六章「産業社会における社会的エントロピーと平等」から印象に残ったところを共有します。
この章タイトルで気おくれしそうになりますが、ゲルナーの例示が秀逸で具体事例も多いため楽しく読めますよ。
ちなみにエントロピーとは日本語で「乱雑さ」のこと。秩序があるものは、秩序がなくなる方向にしか動かないことです。
[逃れられない宇宙の大原則(No.13 エントロピー) | 科学で解明「フシギなTV」| NGKサイエンスサイト | 日本ガイシ株式会社](https://site.ngk.co.jp/tv/no13/)
著者ゲルナーは、社会的エントロピーに耐性がある(つまり秩序を維持しつづけようとする)特性を、社会は作り出せるし、その存在について理解を深めることが、ナショナリズムへの理解も深めると考えているようです。
非常に興味深いと感じたのは、ある社会に青色人がいて、政府が平等政策を実施しても、かれらはその社会の頂点か底辺のどちらかにずっと固定されるというゲルナーのたとえ話です。
引用「産業社会あるいは産業化しつつある社会は、反エントロピー的制度に対して強いアレルギーを持っている」
引用「ある種の深く染みついた宗教的・文化的習慣が、遺伝的な体質に根ざしたものと実際同じくらいの強度と執拗さを有しているということは、きわめて重要で興味深い事実である」
この青色人の存在によって、民族出現の2つ目の核分裂が起こってくるわけですね。
産業社会が求める流動性と、文化が作る固定性は、原理的に緊張関係にあるのだと理解しました。
◆民族が出現する条件と2つの核分裂
前提条件:隔離された文化を持つ産業社会
原理1:コミュニケーションに対する障壁の原理(前産業時代の文化に基づく)=第5章で説明
原理2:社会的エントロピー抑制の原理=第6章(ここ)で説明
産業社会が「効率」という観点で流動性を必要とし、固定化する文化がそれに抵抗するとき、緊張が生まれます。
それが民族運動の燃料として使われるという構図がだんだん見えてきました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(3名)
- もんざ「民族とナショナリズム」岩波書店 アーネスト ゲルナー (著), 加藤 節 (監訳)
- Treeさん「選書中」
- 黒猫のみっつさん「マンガでわかる 「だまされない」お金の増やし方 思考停止でも月10万円受け取り続ける投資術」KADOKAWA 鳥海 翔 (著)
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共有予定の本
ナショナリズムの本質は何か。この難問に、英国哲学界の巨人ゲルナーが、政治社会学、社会人類学などの該博な知識を駆使して解明を試みる。「第一級のナショナリズム研究書」として高く評価されてきた名著の翻訳。
「民族とナショナリズム」岩波書店 アーネスト ゲルナー (著), 加藤 節 (監訳)
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