それはいったい何の象徴なんだろう?と首を傾げるもんざです。
知人が夢日記をつけているという話をききました。
夢に出てくる事物が何かの象徴で、生きるうえで何らかのヒントを得られる可能性があるとか。
ほんとかな?と思いつつも、奇妙な夢を見たので、さっそく目覚めてすぐ記憶が新鮮なうちにスマホで音声入力。
友人とレストランへ行ったり、職場の先輩からおにぎりをいただいたり、樹上のサルを捕まえようとしている人を見かけたり、支離滅裂な内容でしたが、記憶を探りながら録音しているうちに、笑い出してしまいました。
だって食べ物がいっぱい出てくるのは、お腹が減っているからじゃないかと思ったから。
いただいたおにぎりがまだホカホカで美味しそうだったり、レストランで注文したかき揚げてんぷらがサクサクして美味しそうだったり。。。象徴っていうか、そのまんまです。
でもサルだけは、ちょっと象徴っぽいですよね。
なにか意味があるのか? それともないのか?
寝る前にぬまがさワタリの「ゆかいないきもの図鑑」を読んでたからってだけかも。
2024年7月に読んだ本
今月は、2024年に読んだ本を順番に振り返りつつ、ベスト本を探っています。
7月に読んだ本は「水車小屋のネネ」です。(津村記久子著 毎日新聞社 https://amzn.to/4cH5k4w)
この本を読むきっかけになったのは、りんさんが紹介してくれた島田潤一郎「電車のなかで本を読む」で津村さんの本についてのエッセイが書かれていたからです。
読んでいると温かい気持ちになり、読後感も爽やかで前向きになれて、すっかり津村ファンになってしまいました。
この本も2024年のマイベスト本の候補本の一冊です。
この物語では2人の少女たちの成長の軌跡が描かれています。
理佐18歳、律8歳の姉妹が主人公で、時代背景が1981年から2021年までの40年間となっています。
もうひとりの主役は、ヨウムという種類の鳥のネネです。
日本のどこを舞台にしているのかは明らかではありませんが、海のない県で山が近くて自然が豊かで雪が降り、お蕎麦が美味しいところ。。。といえば、長野かな?などと想像しながら読んでいました。
テンポよく物語が進むのは新聞の連載小説だったからでしょう。
ところどころにドキッとする伏線があるものの、困難に苦しむ人たちに何らかの救いがもたらされる展開には、ホッとします。
社会的な弱者と言われる立場にいる人々や、傷ついて自暴自棄になっている人が、共同体のなかで癒され、その経験を糧にして成長したのちに、困っている人に手を差し伸べる側にまわります。
現実の世界も、このように善意が循環する社会になるように、自分に何ができるのだろうと考えさせられました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
もんざと読書会 10冊
1.「世界の一流は「雑談」で何を話しているのか 」ピョートル・フェリクス・グジバチ (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス) https://amzn.to/47PLbWV ★★★
2.「めんどくさいが消える脳の使い方」 菅原洋平(著)(ディスカヴァー・トゥエンティワン)https://amzn.to/49jLL02 ★★★
3.「永遠のファシズム」 (岩波現代文庫) ウンベルト・エーコ (著), 和田 忠彦 (翻訳) https://amzn.to/3v1seTJ ★★★
4.「「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本」 イルセ・サン (著), 枇谷 玲子 (翻訳) https://amzn.to/4azX1q0 ★★★
5.「宗教の起源」ロビン・ダンパー著 白揚社 https://amzn.to/4baxKTX ★★★
6.「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳) https://amzn.to/4bXz6BB ★★★★★
7.「水車小屋のネネ」津村記久子著 毎日新聞社 https://amzn.to/4cH5k4w ★★★★
8.「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著) https://amzn.to/46JifAD
9.「プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」」木部 智之 (著) KADOKAWA https://amzn.to/3Xta5sd
10.「読書術」 (岩波現代文庫) 加藤周一 (著) https://amzn.to/4eXKpuG
11.「苦手から始める作文教室」 (ちくまQブックス) 津村記久子 (著) https://amzn.to/40Iqegr
ABD読書会 8冊
1.色のコードを読む なぜ「怒り」は赤で「憂鬱」はブルーなのか」ポール・シンプソン (著), 中山ゆかり (翻訳) https://amzn.to/3GyjhU2
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5.なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係」ロビン・ダンバー (著), 吉嶺英美 (翻訳) https://amzn.to/3xI0Zyy ★★★
6ー7.「万物の黎明~人類史を根本からくつがえす」デヴィッド・グレーバー (著), デヴィッド・ウェングロウ (著), 酒井 隆史 (翻訳) https://amzn.to/3xjqXsc
9.「エビデンスを嫌う人たち: 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?」by リー・マッキンタイア (著), 西尾義人 (翻訳) https://amzn.to/3WchJX5
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