ショックを受けたもんざです。
読書会で課題になった本を読んで感想を他の参加者と共有したところ、誤読を指摘されたからです。
野矢茂樹「論理トレーニング101題」に取り組むことも勧められました。
実は、論理トレーニングも、一応やったつもりだったので、さらにショックが深い。
ポジティブに、来年の課題が明確になったと考えるようにします。
2024年5月に読んだ本
今月は、2024年に読んだ本を順番に振り返りつつ、ベスト本を探っています。
5月に読んだ本は「宗教の起源」です。( ロビン・ダンパー著 白揚社 https://amzn.to/4baxKTX )
ABD読書会の課題本が「なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係」(ロビン・ダンバー (著), 吉嶺英美 (翻訳) https://amzn.to/3xI0Zyy)だったので、同じ著者の別の本も読んでみたのでした。
人類は社会的な動物として、お互いに信頼関係をつくり、協力しあって生存率を上げてきた歴史があります。
サルのようにグルーミングしてエンドルフィンを分泌させ連帯意識を強めるのは、数が増えると難しい。
そこで、もっと合理的にたくさんの仲間と一体感を感じられる行動を生み出します。
引用「こうしてたどりついた唯一の具体的な解決策が、直接触れることなくエンドルフィン分泌をうながす一連の行動だった。それはいまも、私たちの社会的な相互作用の中核となっている。獲得した順に行動を並べると、笑うこと、歌うこと、踊ること、感情に訴える物語を語ること、宴を開くこと(みんなで食事をして酒を飲む)で、最後に忘れてはならないのが宗教儀式だ」第5章「社会的な脳と宗教的な心」「宗教の起源」ロビン・ダンパー著 白揚社
他者とのコミュニケーションは、本能に根ざしていて、生きる上で必須なもの。
だから、そこがうまくいかない人は問題を抱えます。
現代日本人は宗教を疑ってしまい、素直に受け止められない人も多い気がします。
しかし宗教の衰退と劣化によって失われるものは小さくないと学びました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
もんざと読書会 10冊
1.「世界の一流は「雑談」で何を話しているのか 」ピョートル・フェリクス・グジバチ (著) クロスメディア・パブリッシング(インプレス) https://amzn.to/47PLbWV ★★★
2.「めんどくさいが消える脳の使い方」 菅原洋平(著)(ディスカヴァー・トゥエンティワン)https://amzn.to/49jLL02 ★★★
3.「永遠のファシズム」 (岩波現代文庫) ウンベルト・エーコ (著), 和田 忠彦 (翻訳) https://amzn.to/3v1seTJ ★★★
4.「「親しい関係からなぜか離れたい」がなくなる本」 イルセ・サン (著), 枇谷 玲子 (翻訳) https://amzn.to/4azX1q0 ★★★
5.「宗教の起源」ロビン・ダンパー著 白揚社 https://amzn.to/4baxKTX ★★★
6.「依存症と人類――われわれはアルコール・薬物と共存できるのか’」みすず書房 カール・エリック・フィッシャー (著), 松本俊彦 (著), 小田嶋由美子 (翻訳) https://amzn.to/4bXz6BB
7.「水車小屋のネネ」津村記久子著 毎日新聞社 https://amzn.to/4cH5k4w
8.「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著) https://amzn.to/46JifAD
9.「プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」」木部 智之 (著) KADOKAWA https://amzn.to/3Xta5sd
10.「読書術」 (岩波現代文庫) 加藤周一 (著) https://amzn.to/4eXKpuG
11.「苦手から始める作文教室」 (ちくまQブックス) 津村記久子 (著) https://amzn.to/40Iqegr
ABD読書会 8冊
1.色のコードを読む なぜ「怒り」は赤で「憂鬱」はブルーなのか」ポール・シンプソン (著), 中山ゆかり (翻訳) https://amzn.to/3GyjhU2
2.あなたの脳のはなし 神経科学者が解き明かす意識の謎 (早川書房) デイヴィッド イーグルマン (著), 大田 直子 (翻訳) https://amzn.to/48W7WsQ
3ー4.技術革新と不平等の1000年史 ダロン アセモグル (著), サイモン ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳) https://amzn.to/3Ozcb5R
5.なぜ私たちは友だちをつくるのか: 進化心理学から考える人類にとって一番重要な関係」ロビン・ダンバー (著), 吉嶺英美 (翻訳) https://amzn.to/3xI0Zyy
6ー7.「万物の黎明~人類史を根本からくつがえす」デヴィッド・グレーバー (著), デヴィッド・ウェングロウ (著), 酒井 隆史 (翻訳) https://amzn.to/3xjqXsc
9.「エビデンスを嫌う人たち: 科学否定論者は何を考え、どう説得できるのか?」by リー・マッキンタイア (著), 西尾義人 (翻訳) https://amzn.to/3WchJX5
11.人類は宇宙のどこまで旅できるのか―これからの「遠い恒星への旅」の科学とテクノロジー」レス・ジョンソン (著), 吉田 三知世 (翻訳) https://amzn.to/3MUDwyo
12.ウォード博士の驚異の「動物行動学入門」 動物のひみつ 争い・裏切り・協力・繁栄の謎を追う」アシュリー・ウォード (著), 夏目 大 (翻訳) https://www.amazon.co.jp/dp/4478116288
参加者(4名)
- もんざ「選書中」
- にしやまさん「あなたが独りで倒れて困ること30」太田垣章子(著)ポプラ社 https://amzn.to/3OVviXJ
- さんぽ屋さん「選書中」
- やまぐちさん「選書中」
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共有予定の本
2025年には6世帯に1世帯が一人世帯になり、未婚も既婚も子なしも子ありもいつかは「おひとりさま」。そんな時代を平穏に生きるために、今から準備しておくことを丸ごと一冊に!
「あなたが独りで倒れて困ること30」太田垣章子(著)ポプラ社
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