4月の読書会にご参加いただいた方からのフィードバックを共有します。(第141回(4月29日)が気になる方はこちら)Googleフォームにご記入いただき、ありがとうございました!(第141回の読書会終了/ 本を自分の血肉にする)
参加して得たもの
- 言語をパラメーターとして使いこなす方法(ミッツさんのプレゼンから)
- 「素の自分を出すこと」で楽になれるという気づき(西山さんの本から)
- 未知なものに手をのばそうとすること/AWAYに出る勇気
- 今のところ言語推論で説明ができる。
- ストーリーの力が強力だと思っているのは今だけかもしれない。
- 50歳代はこの手の悩みが多いのだろうか…。
- ChatGPTやAIの具体的な活用方法
- 戦争、言語、物語、文化、AIの世界観、人間の感情といった様々なテーマを味わうことができたこと。みなさんのプレゼン内容が濃くて面白かったです。録画で振り返りながら再度味わいます。
- 面白い本を読み流して終わるのはもったいない。読書会用にアウトプットすることは、やはり自分の血肉になるし、人と感想をシェアすることで読書に奥行きがうまれるのだということを実感しました。
- AIがどう進歩していくか興味深かった
- 朝鮮はまだ戦争中である
- 会社人間からの脱却を考えなくては
そのほかのご感想
- プレゼン後の時間も今回は盛りだくさんで楽しかったです。
- 今回も参加できてよかったです!
- 久しぶりに参加できて、いろいろなお話も聞けて楽しかったです。
- また、参加したいですが、問題は僕がほとんど読書をしないことですね~。今回みたいに、まるで電子化する気がない分野は、まだ本に頼る余地があるかもしれないので、なんか見つかれば参加します。
- いつもありがとうございます。
- アンケート最後にでてくる「一杯目の生ビール」写真は、そろそろマニラバージョンに変えてもいい時期ですね笑!
- 来月もよろしくお願いします。
「一杯目の生ビール」なんだか懐かしいですね。
毎月お世話になっていた居酒屋さん、いまも営業されているのかなぁ。
毎回、アンケートをお願いしていますが、主催している自分はアンケートには答えません。。。
言われて始めて、「あ!そういえば」って感じです。
ちょうど良い写真を探してみます。
今日も読んでくださってありがとうございます。
第141回の参加者(6名)
- もんざ「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
- りんさん「生涯弁護人 事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義」弘中惇一郎 (著)講談社
- にしやまさん(選書中)
- maruさん『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス
- Keiさん「50歳からは、「これ」しかやらない 1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方」大塚 寿 (著)
- ミッツさん「言語接触: 英語化する日本語から考える「言語とはなにか」」嶋田 珠巳 (編集), 斎藤 兆史 (編集), 大津 由紀雄 (編集)東京大学出版会
第141回の紹介本
ソ連では第二次世界大戦で百万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった―。五百人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞受賞作家のデビュー作で主著!
「戦争は女の顔をしていない」 (岩波現代文庫) スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ (著), 三浦 みどり (翻訳)
村木厚子事件(厚労省郵便不正事件)、小澤一郎事件(陸山会政治資金規正法違反事件)、鈴木宗男事件、マクリーン事件、クロマイ・クロロキン薬害訴訟、医療過誤訴訟、三浦和義事件(ロス疑惑)など、日本の戦後刑事司法史に残る大事件を手がけてきた、伝説の弁護士、弘中惇一郎。「絶対有罪」の窮地から幾度となく無罪判決を勝ち取ってきた「無罪請負人」と呼ばれるその男は、歴史的なそれらの裁判をどのように闘ったのか? 受任の経緯から、鉄壁といわれる特捜検察の立証を突き崩した緻密な検証と巧みな法廷戦術、そして裁判の過程で繰り広げられるスリリングな人間ドラマまで、余すところなく書き尽くす。稀代の弁護士による、法廷を舞台にした唯一無二の思考の指南書にして、類稀なる現代史。
「生涯弁護人 事件ファイル1 村木厚子 小澤一郎 鈴木宗男 三浦和義」弘中惇一郎 (著)講談社
なぜこんなにも面白く、パワフルで魅力的なのか。その謎を解くキーは「戦争」にある。
なぜ、韓国文学はこんなに面白いのか。なぜ『82年生まれ、キム・ジヨン』、フェミニズムの教科書となったのか。世界の歴史が大きく変わっていく中で、新しい韓国文学がパワフルに描いているものはいったい何なのか。その根底にあるのはまだ終わっていない朝鮮戦争であり、またその戦争と日本は深くつながっている。ブームの牽引者でもある著者が、日本との関わりとともに、詳細に読み解き、その面白さ、魅力を凝縮する。
『韓国文学の中心にあるもの』斎藤真理子 (著)イースト・プレス
会社人生の終わりが近づき、「役職定年」によって立場も奪われる。50代を取り巻く環境は厳しい。いったい、何をモチベーションに働けばいいのか悩む人も多いだろう。本書は、「1万人の話を聞いてきた男」が、先人たちのアドバイスを元に「50代を後悔しないためにやっておくべきこと」を説くもの。40代までと違い、「会社のために働く」という意識では行き詰る。そこで、50代を「会社人生から脱却するためのリハビリ期間」として、どのように組織人から「個人」へと脱却するかを説いていく。その一方で、自分の仕事を「集大成」するための方法を、豊富な先人たちの事例を元に紹介。また、現在は50代の4人に1人が他社へ転職するという時代。定年後に別の会社に再就職する人も含め、多くの人が気になるであろう「50代~定年後の転職事情」についても詳しく紹介する。定年後を迎えるのが楽しみになる1冊。
「50歳からは、「これ」しかやらない 1万人に聞いてわかった「会社人生」の上手な終わらせ方」大塚 寿 (著)
英語が席巻する現代日本の言語風景。一方で現代の日本語も中国語や西欧諸語との関係から形作られ、豊かな多様性を生みつつ多くの生活言語を周辺化し飲み込んでもきた。言語学をはじめとする一線の研究者が、ことばの変化を生きる私たちに、より深く考える視座を提供する。現代の言語学の入り口としても好適。
「言語接触: 英語化する日本語から考える「言語とはなにか」」嶋田 珠巳 (編集), 斎藤 兆史 (編集), 大津 由紀雄 (編集)東京大学出版会
参考
アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 2021年8月 (NHK100分de名著) ムック – 2021/7/26 沼野 恭子 (著)