9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会まで8日/自分の偏見に気づくには

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9. 読書会(勉強会)
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偏見って自分では分からないんだよな、と思ったもんざです。自分で当然だと思っていることが、他の人にとっては当たり前じゃないことがあります。例えば、私はスマホで電子本を読むのが、読書の一部です。でも、紙の本しか読まない人からすると、スマホでネットサーフィンしてるように見えるかもしれません。

「スマホで遊んでばっかりいないで、本でも読みなさい」

通勤電車でスマホを見ている人ばかり、だからダメなんだ、と苦々しい口調で言う人を見て、ああ、この方は自分の偏見に全く気付いていないんだろうな、と思いました。

もしかしたら私もどこか別のところで、偏見に基づいた似たようなことを言ったりしてるのかも。でも誰もそういうのって教えてくれないんですよね。自分の思考も疑うクセをつけたいな、と思った出来事でした。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)

私は全くイギリス文化に詳しくなかったので、この本を読んでイギリスの食事や文化について学ぶことができました。

ただ、佐藤さんが留学した当時の話だから1986年7月~1987年8月末のことで、現在とは事情もずいぶん異なるかもしれません。

僕はグレンを見ていて思うんだけれど、イギリスでは、家族と階級が結びついている。(中略)僕が言いたいのは、日本では、成績がそこそこよければ大学に進学でき、外交官試験に合格すれば誰だって外交官になれるのに、イギリスの場合は、目に見えないいろいろなバリアーがあるようだ、ということだ。グレンのような知的好奇心の強い少年が、この国では自分の可能性を十分に生かせないように思えるんだ

「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)

フィリピン系の英国人と友達になりましたが、佐藤さんとグレンみたいに、突っ込んだ文化の話までいかないのは、私の日本に対する知識のなさ(歴史、文化)が原因なんだな、という気づきも得られました。

こういう歴史があって、こういう文化なんだよ、って佐藤さんみたいに理路整然と説明できたら良いなと。自国の歴史を英語で説明するってのをちょっと練習すべきかもしれません。

参加者(4名)

  1. もんざ「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)
  2. じょあんなさん「The Death of Mrs. West away」by Ruth Ware
  3. maruさん「マルクス・アウレーリウス 自省録」 (岩波文庫) 神谷 美恵子 (著)
  4. りんさん「選書中」

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

共有予定の本

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1986年、入省二年目の私はイギリスにいた。語学研修に追われる単調な日々の小さな楽しみは、ステイ先で出会った12歳のグレンとの語らいだった。ロンドン書店巡り、フィッシュ&チップス初体験。小さな冒険を重ね、恋の痛みや将来への不安を語りあった私たちは、ある協定を結んだ……。聡明な少年を苛む英国階級社会の孤独と、若き外交官の職業倫理獲得までの過程を描く告解の記。

<内容:アマゾン商品説明より> 「紳士協定―私のイギリス物語―」佐藤 優 (著)(新潮文庫)
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On a day that begins like any other, Hal receives a mysterious letter bequeathing her a substantial inheritance. She realizes very quickly that the letter was sent to the wrong person—but also that the cold-reading skills she’s honed as a tarot card reader might help her claim the money.

Soon, Hal finds herself at the funeral of the deceased…where it dawns on her that there is something very, very wrong about this strange situation and the inheritance at the center of it.

<内容:アマゾン商品説明より> 「The Death of Mrs. West away」by Ruth Ware
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あたかも一万年も生きるかのように行動するな.生きているうちに,許されている間に,善き人たれ──ローマ皇帝でストア派の哲人マルクス・アウレーリウス(121-180).多端な公務に東奔西走しつつ,透徹した目で自らを内省した記録は,古来,数知れぬ人々の心の糧となってきた.神谷美恵子の清冽な訳文に,新たな補注を加えた.(改版)

<内容:アマゾン商品説明より> 「マルクス・アウレーリウス 自省録」 (岩波文庫) 神谷 美恵子 (著)
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