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ガリアって、どこ?→現在のフランス中北部からスイス

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6. やってみよう Lifestyle
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さて、今月わたしは、こちらを読んでいます。「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳)  第一巻の注釈から。だいたいガリアってどこなのよ?ってお話。実は明確に、いまのフランスですよ!とかは言えないんですって。

文脈で変わる?

なんと、文脈によって、どこを指すかは変わってくるとのこと。要注意ですね。ベネルクスとは、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクのことですね。

カエサルは一口にガッリアと言っているが、その内容は文脈によって異なる。もっとも広い意味ではおよそ現在のフランス、スイス、ベネルクス三国を含むこの地域の総称だが、特に断りがない限りはおよそ現在のフランス中北部からスイスにかけての地域を指す。

 「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳) 

南フランスから、北イタリアにかけては、すでにローマの属州となっていて、ラテン語でプロ―ウィンキアと呼ばれていました。これが現在の南フランスプロヴァンスの語源のようです。

個人的に第一巻の読みどころは、カエサルの人心掌握術とか、当時の戦の戦闘規模が分かったりするところだったりしましたが、特に各部族の人口を把握するために国勢調査を行っていることに非常に驚きました。どうやって調査してたのでしょうか。具体的な方法も気になりますよね。

ヘルウェテイイー族の陣地で石板が見つかった。(中略)すべてを合算すると36万8000人ほどになるが、そのうち故郷に帰れた者は、カエサルの命令で国勢調査をしたところおよそ11万1000人だった

 「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳) 

紀元前58世紀、カエサルは、野蛮で短気で分別に欠けるアリオウィストゥス率いるゲルマニア(ゲルマーニー)人を戦で破って支配下におき、アリオウィストゥスにうんざりしていた他部族から感謝されたみたいです。まぁでも、ガリア戦記はカエサルの侵略行為を正当化するために作成されたものですから、そのあたりは考慮して読まなきゃいけない気がします。(つづく)

現在のフランス中北部からスイスにかけての地域がガッリアらしいです

もくじと構成

目次
第一巻←いまココ
第二巻
第三巻
第四巻
第五巻
第六巻
第七巻
第八巻
訳者あとがき
解説–『ガリア戦記』の歴史的背景 青柳正規 
索引 

目次「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳) 

第1巻(紀元前58年) – ヘルウェティイ族との戦闘、アリオウィストゥス率いるゲルマニア人との戦い
第2巻(紀元前57年) – ガリア北東部(ベルガエ人たちの居住地)への遠征
第3巻(紀元前56年) – 大西洋岸諸部族との戦争
第4巻(紀元前55年) – 第一次ゲルマニア遠征、第一次ブリタンニア遠征
第5巻(紀元前54年) – 第二次ブリタンニア遠征、ガリア遠征初の大敗
第6巻(紀元前53年) – 第二次ゲルマニア遠征
第7巻(紀元前52年) – ウェルキンゲトリクス率いるガリア人の大反攻、アレシアの戦い
第8巻(紀元前51年) – 戦後処理。本巻のみアウルス・ヒルティウスの著

ガリア戦記 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

参考

ベルギー,オランダ(ネーデルラント王国),ルクセンブルク3国の呼称で,3国の頭文字を組み合わせたもの。第2次大戦末期の1944年9月5日,亡命中の3国政府によりロンドンで締結され,48年発効した〈ベネルクス関税同盟〉に由来する。3国は58年さらに強固な経済的統合と広域市場の実現をめざして経済同盟を結び,3国間の資本,商品,労働力,サービスの移動を自由化し,NATO(北大西洋条約機構),EU(ヨーロッパ連合)への加盟など国際的にも行動をともにしている。
 3国はヨーロッパ北西部のネーデルラントに位置し,3国を合わせると面積は約7万4600km2,人口は約2400万。面積,人口ともに日本のほぼ5分の1に当たる。3国はそれぞれ独自の国民意識と固有の文化的個性をもつが,イギリス,フランス,ドイツの3大国にかこまれてむしろ小国としての運命を共有し,また地理的環境,歴史,文化,経済,社会などに共通性を有し,西ヨーロッパの重要な構成要素となっている。

“ベネルクス”, 世界大百科事典, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2021-06-17)

参加者が共有する予定の本

現在の参加予定は、私も含めて5名です。

  1. もんざ「ガリア戦記」 (平凡社ライブラリー664) カエサル (著), 石垣 憲一 (翻訳) 
  2. じょあんなさん 「朝が来る」辻村深月(著)文藝春秋 
  3. にしやまさん「好きのパワーは無限大」ハラミちゃん(著)KADOKAWA 
  4. Yoko3さん「人生の短さについて」 (光文社古典新訳文庫) セネカ  (著), 中澤 務 (翻訳) 
  5. Yokoyokoさん「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書) 宮口幸治  (著)
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