第一四半期の振り返りをして、数値化する罠に気づいたもんざです。
ちょっと前に書いたのですが、振り返りが苦手です。
なぜ苦手かというと、私の掲げている目標があいまいで進捗が測りずらいからでした。
でも、1年で100冊本を読む、とか、そういう目標を掲げるのって、なんか違うって思っていて。
数をこなすとか数値で計るってところに焦点を合わせると、本来の目的とズレるのです。
つまり、私の場合、本来の目的を達成するための細かい要素への落とし込みができてなかったんですよね。
そんな中で、振り返りが苦しいために、ちらっと考えたんですよ。
簡単に数値で進捗が測れるように、学習目標を、1か月に1冊読む。年間12か月とかに設定すれば良いだろうと。
これなら、私にとって確実に達成できる目的だし、全くプレッシャーもない。
立てた目標も達成できるし、振り返りも簡単です。
でも、これって本来の目標である自分を成長させるってところからズレてるわけですよ。
本当に自分が必要とするレベルの目標で数値で測れる基準を掲げるって、容易じゃないですよね。
私のお気に入りのパーソナルトレーナーさんが、こんなことを言っていました。
筋トレなどのトレーニングプログラムが全員同じなのはおかしい。
野上fitnessfield これに関しては言いたい事が山ほどある!! 個別性の原則について!! トレーニングの原則シリーズ
まずひとりひとりの目標がちがう。
年齢、性別、体重、筋肉量、全てが異なるのだから、それを考慮した独自のプログラムが必要。
しごく当たり前のことなんです。
けど、つい与えられたプログラムを何にも考えずに頑張って、できないわーって凹んだりしがちだったので、反省しました。
もっとちゃんと考えなきゃいけませんね。
さて、課題です。わたしは、こちらを読んでいます。
Upstream: The Quest to Solve Problems Before They Happen (English Edition) Kindle版Dan Heath (著)
We cannot be naive about this phenomenon of gaming. When people are rewarded for achieving a certain number, or punished for missing it, they will cheat. They will skew. They will skim. They will downgrade. In the mindless pursuit of “hitting the numbers,” people will do anything that’s legal without the slightest remorse — even if it grossly violates the spirit of the mission—and they will find ways to look more favorably upon what’s illegal. このゲームの現象は無視できない。 目標数を達成して報酬を与えられるか、目標に到達できずに罰せられる場合、人はだます。 事実を歪める。ズルをする。質を落とす。 やみくもに「数をこなす」という目標を与えられた場合、もしも、それが本来の目的や精神に著しく違反しているとしても、人は全くそこを斟酌せず、合法であれば何でもするだろうし、違法であっても抜け道を見つけるだろう。
(Chapter 9: How Will You Know You’re Succeeding? 自分が成功していることをどうやって知るのか?)
第9章ではカーネマンのファスト&スローも引用されています。(無意識に難しい問題を簡単なものに置き換えてしまう)
ちょっと怖い事例も紹介されていました。ニューヨーク警察での犯罪件数が減少したことを取り上げて、数字のトリックではないかというのです。ある警官がレイプ事件を上司に報告したら、それは窃盗にしろ、と指示された、とか。(ニューヨーク市では、1990年に2,262件あった殺人事件が、2018年には295件になっている)
この種のことは、いたるところで発生する可能性があるので、私自身の目標設定の件もそうですが、意識に叩き込んでおかなきゃいけないと思いました。
さて、読書会まで、あと5日です。
木村さんからお申込みがあり、満席になりました。
ありがとうございます。
■参加者(6名)
1.もんざ
2.maruさん
3.りんさん
4.にしやまさん
5.中根さん
6.木村さん
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。