占い、お好きですか?私は、好き嫌いで言えば好きな方です。
なぜ好きなのか、というと自分にとって都合が良いからです。
占いは錯覚を利用している?
人は「自分にとって都合の良い部分を選択的に取り入れる」錯覚する生き物なのです。
最近読んでとても面白かった「錯覚の科学」には、そんな人間の錯覚について、色々な事例が紹介されていました。
翻訳本はkindle化されていませんが、原書ならkindleで読めますよ。
またこちらも最近読んだ、野口哲典さんの「数字のウソを見抜く」P.60に占いのトリックについての記述がありました。そこでは占いには「バーナム効果」を利用しているものが多い、と書かれていました。
バーナム効果とは?
「バーナム効果」とは、「誰にでもあてはまるような、あいまいで一般的な占いの結果をあたかも自分だけにあてはまっているように錯覚させること」という心理学の錯覚の一種です。
例えば、「責任感が強く、慎重な性格ですが、ときどき、思い切った行動をとることがあります」とか「現実的な考え方をすることが多いですが、同時にロマンチストでもあります」とか。
たいていの人は自分にマッチしている部分や都合のよい部分だけを選択的に取り入れ、そうでない部分は無意識のうちに排除する傾向があるし、当たったことは強く印象に残っているけれど、ハズレたことはすぐに忘れてしまう…など。
このあたりは「錯覚の科学」にもこんなようなことが書いてあったなぁ~と記憶を探りながら読みました。そして頭の片隅に「バーナム効果」を意識しつつ、最近教えていただいたライター石井ゆかりさんの星座占い「筋トレ」サイトが面白いので、少しづつ読んでみました。
いくつかの星座の解説を読んだ限りでは、バーナム効果を狙って書かれているようには思えませんでした。え?私が錯覚してるだけ?
参考・引用
自分だけではなく他者にも当てはまる一般的性格記述を、自分だけに当てはまると主観的に評価する傾向のこと。例えば、雑誌に書いてある星占いなどの文章を、根拠無く、当てはまったと思い込んでしまう現象。これには不確実な状態に対する期待や不安がかかわると考えられている。
“バーナム効果[心理学]”, 情報・知識 imidas 2018, JapanKnowledge, https://japanknowledge.com , (参照 2020-06-24)
コメント
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>鈴木 希一さん みんなが、みんな、というわけでもなさそうですけど、その辺りは私にも正直よくわかりませんね(*^▽^*)
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>るかこさん 確かに錯覚もうまく使えばいいんですよね♪
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占いはみんなバーナム効果で当たっているように思われているだけだと、ずっと思っていました。
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最近占星術のホロスコープ鑑定をうけてきたばかりで、なんともタイムリーなエントリー!!
石井ゆかりさんの占いはTwitterで楽しく読んでます~♬
錯覚も時には大事か…な…♬