2~3日前に、カポエイラ仲間から借りて読んで、
もう絶対買おうと思っているのが
「3月のライオン」羽海野チカ著(白泉社)です。
(2011年のマンガ大賞、第35回講談社
漫画賞一般部門の受賞作だったのですね。
知りませんでした)
主人公の桐山零くんは、中学生でプロ棋士に
なった男の子なのですが、彼の孤独感や
焦燥感の描かれ方に、非常に共感できるのです。
また彼をとりまく周囲の人間たち、特に川本家の
3姉妹の温かさに、泣ける。癒される。
川本家で、あかりお姉さんのご飯を一緒に
いただきたいっ!にゃーさんたちと戯れたいっ。
おじいさんと将棋を指したいっ!
ももちゃんを抱っこしたい!
もうすっかり、私はこの世界観の中にいます。
羽海野さんの作った架空の世界を楽しむことで、
元気や勇気をいただけています。
よい物語に出会えてホントに幸せだわ~。
羽海野さん、ありがとう☆教えてくれたM君
ほんと~にありがとう☆早く次が読みたいです。
3月のライオン 2 (ジェッツコミックス)
▲中学でプロ棋士になることを決めた
零君がなぜ高校に再入学したのかを
尋ねる高橋君(プロ野球選手を目指している)
との会話が印象的。
3月のライオン 3 (ジェッツコミックス)
▲末っ子ももちゃんに帰らないで~と言われても
「どれだけがんばったかを相手にも自分にも
見せるテスト」の勉強があるから、と言う零君。えらいっ。
担任の林田先生の「あのな、大事な事だぞ?
一人じゃどうにもならなくなったら、誰かに頼れ。
でないと実は誰もお前にたよれないんだ」
という言葉も深い!
3月のライオン 4 (ジェッツコミックス)
▲「何も成果も出せなかった」といった零君に、
「俺は見てた。おまえはがんばってたよ」と
まっすぐこたえる林田先生。こんなこと先生に
言われたら泣いちゃうよね。私も泣いた。
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)
▲零君が学校生活で初めての仲間を得たのと
同じころ、川本家の二女ひなちゃん(中2)が
いじめのターゲットに。
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)
▲ひなちゃんへのいじめがエスカレート。
でも彼女の強さは、すごいです。
零君は新人賞の決勝戦を親友
二階堂君の「潔いのと投げやりは
似ているけど違う」「自分を大切に
してくれ」の言葉を噛みしめて
勝ち抜く。