私が最も恐れるのは自由が失われることだ、と気づいたもんざです。
思考がまとまりません。そういう時にこそ、書く必要があります。私のような内省思考のタイプには、感情や思考を整理するのにぴったりです。朝のSkype英会話レッスンで、お気に入りの先生に昨夜の出来事を話していたら、知らないうちに涙が出てきました。
昨晩、ブラジル本部から来日中の最高師範からカポエイラレッスンを受けました。
師範(メストレ)と、彼の息子(カベサォン)の合同練習です。
練習が終了し、駅に向かったは23時頃です。ホテル近くまで彼らを送って、「何か食べますか?」と聞いたら、食べたいということだったので、近くの焼き肉屋さんにいきました。私は自転車で帰宅できるので、終電を気にせず、ゆっくりと彼らと話すことができました。
カポエイラって何ですか?と聞かれるけど、いつも上手く説明できない、というと、カベサォンは笑って、それは本当に難しい質問だよね、と言いつつ、答え方を教えてくれました。
“Capoeira is whatever you want”
「カポエイラはあなたの望むもの全てだ」
戦いたければ、戦えばいい。歌いたければ、歌えばいい。楽器を弾きたかったら、弾けばいい。
でも勝ち負けはないし、すべての人が勝者だ。
私がカポエイラに惹かれる本質を、見事に言葉に切り出してくれました。
私はカポエイラが大好きで、週二回練習している。でも上達しないことに悩んでいて、これ以上、どうしていいのか分からなくて、最近悩んでいると打ち明けました。すると二人は、急にものすごく真剣になって、たくさんアドバイスをしてくれたのです。
自分では気づかないかもしれないけれど、君は確実に成長しているよ。
いつも君を見ている先生は気づかないかもしれないけど、一年ぶりに会った私たちには分かる。
悩む必要はない。よけいなことは考えるな。
君はブラジルに来たことはあるのか。ないなら、来てみればいいよ。
もし、さらに上達したいと考えるなら、指導者になるのが一番だ。
こんな感じだったと思います。メストレはポルトガル語で話して、息子のカベサォンが英語で通訳してくれるという状況でした。
私は、自分が指導者になるなんて想像もできなかったので、驚いて、自分には才能がないし、年を取り過ぎているし、無理ですと、色々と否定的な言葉を並べました。
年齢なんて関係ないよ。
君の先生も、その上の先生も、君と同じようなことを言っていた。
才能なんて、僕だって、ないと思ってた。
昨日の夜には、素直に聞けなかった彼らの言葉ですが、今朝になって、英会話の先生に伝えようとしたら、どんどん自分の心に染みこんできて、でもその感情をうまく言葉にできなくて、涙になってしまったようです。
Skype英会話のレッスン終了後には、毎回140文字で受講の感想を書いて、先生に送るのです。
この段階で、ようやく、「あ、私が怖いのは、いま自分が手にしている自由が失われることなんだ。カポエイラの指導者を目指すということは、ある意味、カポエイラと結婚するようなものだから」という気づきがあって、スッキリすると同時に愕然としたんです。私にどの程度の覚悟があるのか試されている、ということにも気づきました。
とても言葉の力を感じる出来事だったので、シェアさせていただきました。
もっと自分の感情を言葉で整理できるようになりたいと、今はすごく思っています。
また明日もよろしくお願いいたします。
(1421文字)← 800字にしたかったのに、また書きすぎた。。。