9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会までラスト2日/絶対的自由

9. 読書会(勉強会)
この記事は約4分で読めます。

よけいな正義感かもな、と感じたもんざです。

社内で毎月一回のパーティをローカルメンバーが企画しています。

会議室にケータリングの食べ物と飲み物(アルコールを含む)を用意して、その月のお誕生日の人をお祝いしたり、新入社員が挨拶したり。

でも12月なので、今回はゲームや抽選会もありました。

そのゲームのひとつにビールの一気飲みが入っておりました。

傍観していたのですが、同僚のひとり(20代の女性)が困っている様子だったので、見かねて私が代わりに参加しました。

ずっとお酒を飲まないようにしていたのですが、なんとなく流れで発作的に行動してしまいました。

これ、けっこう私の性格の表と裏を象徴している出来事だと感じています。

進捗報告

わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。「100分de名著 ヘーゲル/精神現象学」 (NHK出版) 斎藤 幸平 (著) https://amzn.to/3JG7590

ヘーゲル用語で、私たちが一般的に理解している日本語の意味と異なるものが、まだあります。

それは「絶対的自由」です。

これは良い意味ではありません。

引用「むしろ、あらゆる固定から完全に(=絶対的に)解き放たれてしまった状態が「絶対的自由」です。「絶対的自由」のもとでは、自己意識にとって、それ自体で意味や価値をもつものが何もなくなってしまう。伝統だけでなく、名誉も、財富も、言葉も、法も意味を失っていく。最後には、人間の命さえ。」

この自己意識もヘーゲル用語なので注意が必要です。

(自己意識=動物的な自分の欲望を自覚的に反省する意識のあり方)

良いものどころか、かなり怖いものっていうイメージですよね。

しかし、ヘーゲルがいう「絶対的自由」を、現代アメリカがけっこう体現し始めているような感じがするのは私だけでしょうか。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(6名)

  1. もんざ「100分de名著 ヘーゲル/精神現象学」 (NHK出版) 斎藤 幸平 (著) 
  2. maru(まる) さん「選書中」
  3. Treeさん「ゲームチェンジ :トランプ2.0の世界と日本の戦い方」プレジデント社 大前 研一 (著) https://amzn.to/4adlFj4
  4. Yoko3さん「君主論」マキャベリ(著)
  5. 山口さん「地政学入門」 (角川新書) 佐藤 優 (著) https://amzn.to/4aU377G
  6. 西山さん「人見知りのための沈黙営業術」 (角川フォレスタ) 松橋 良紀 (著) https://amzn.to/3Y0muV1

お申込みURL

お申込みはこちらからどうぞ。

共有予定の本

さまざまな分断が可視化された現代社会にこそ、ヘーゲルの思考法が必要だ! ポスト・トゥルースの時代はなぜ訪れたのか? 意見を異にする他者と共に生きていくために必要なこととは?

矛盾や否定を重んじて弁証法によって自由を構想したヘーゲルの著作には、不毛な対立を乗り越えて社会を形作っていくためのヒントが詰まっている。マルクスが「私は自分があの偉大な思想家の弟子であることを率直に認め」(『資本論』)と書くように、ヘーゲルは後世に多大な影響をおよぼした大哲学者だが、破格のスケールで展開される思考には独特の難解さが付きまとう。今回「100分de名著」で取り上げるにあたっては、さまざまな補助線を示しながら解説。ベルリンにわたってヘーゲルを研究した斎藤氏が、近年アメリカで進んでいる再評価の成果も踏まえつつ、日本の一般読者に向けて易しく解きほぐす。

「100分de名著 ヘーゲル/精神現象学」 (NHK出版) 斎藤 幸平 (著)

「トランプ2.0」の4年間をどう耐え抜くか。今やるべきは「真の観光立国シフト」と「教育の抜本的改革」だ。日米貿易交渉にも関わったマッキンゼー伝説のコンサルタントが総数100点を超える図版で解説する、トランプへの対処法と、「強い日本」を取り戻すための2つのソリューション

「ゲームチェンジ :トランプ2.0の世界と日本の戦い方」プレジデント社 大前 研一 (著)

ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて,君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた.人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている.

「君主論」マキャベリ(著)

世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学テキストの決定版! アメリカの対タリバン戦争敗北は、地政学を軽視した結果である。地政学は帝国と結びつくものであり、帝国は国民国家を超える。帝国の礎にはイデオロギーがあり、それは「物語の力」が核となっている。地政学はナチスの公認イデオロギーとなっていたがゆえに封印されていた、危険な「物語」でもある。危うい物語が浸透していくと、世界は知らぬ間に大きな危機を迎えることになる。無批判に受容してはならない政治理論のエッセンスを、国際政治の具体例を基に解説していく珠玉の講義。

「地政学入門」 (角川新書) 佐藤 優 (著) 

しゃべりすぎるから営業成績が伸びない!? NLPを学び、ダメ営業マンからトップセールスマンに変身した著者が、人見知りのビジネスマンに積極的に話さなくても相手が喜ぶ心理テクニックとマインドの持ち方を解説

「人見知りのための沈黙営業術」 (角川フォレスタ) 松橋 良紀 (著)

コメント

タイトルとURLをコピーしました