もう貯めないぞ、と心に決めたもんざです。
10月末に日本に一時帰国してから、週次のふりかえりルーティンが滞っておりました。
いろいろ考えると手が止まるので、シンプルなフォーマットを作り、できるだけ低負荷で継続できるしくみを作ったはず。
でも、非日常が続くと、あっという間にタスクが貯まっていきます。
問題は、私の意志が弱いのと、もっと自分に馴染む方法を見つけられていないことにあるのでしょう。
日時から週次に自動で記録されるしくみを作ればいいのか。
しかし一週間をふりかえる時間を持つってことが大事な気がするんですよね。
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「スローターハウス5 」(ハヤカワ文庫 SF 302)カート・ヴォネガット・ジュニア (著), 和田 誠 (イラスト), 伊藤典夫 (翻訳) https://amzn.to/3JG7590
主人公ビリーは宇宙人に拉致され、多くのことを彼らから学ぶ設定になっています。
SFらしい荒唐無稽な設定ですが、ここに作者の本音がたくさん埋め込まれているような気がしています。
引用「もしわたしがこれまで多くの時間を地球人の研究に費やしてこなかったら」と、トラルファマドール星人はいった、「”自由意志”などといわれても何のことかわからなかっただろう。わたしは知的生命の存在する三十一の惑星を訪れ、その他百以上の惑星に関する報告書を読んできた。しかしそのなかで、自由意志といったものが語られる世界は、地球だけだったよ」
ビリーは米国人ですが、第二次世界大戦中に派兵されたドイツで捕虜にされ、生き残り、やがて宇宙人につかまって、動物園で見世物になるのです。
ところどころに、著者ヴォネガットも登場するのですが、戦争で生き残れた彼らは、彼ら自身の意志によって生き残れたわけではなありません。
自分たちには知りえない、逆らうことのできない、なんらかの理由によって、そうならざるを得なかった。
この考えが、著者に、人間が信じる自由意志は意味不明、と宇宙人に語らせているのだと思いました。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
- もんざ「スローターハウス5 」(ハヤカワ文庫 SF 302)カート・ヴォネガット・ジュニア (著), 和田 誠 (イラスト), 伊藤典夫 (翻訳) https://amzn.to/3JG7590
- さんぽ屋さん「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」NHK出版 ジョンJ.レイティ (著), リチャード・マニング (著), 野中 香方子 (翻訳) https://amzn.to/4oKTFrz
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共有予定の本
主人公ビリーが経験する、けいれん的時間旅行! ドレスデン一九四五年、トラルファマドール星動物園、ニューヨーク一九五五年、ニュー・シカゴ一九七六年……断片的人生を発作的に繰り返しつつ明らかにされる歴史のアイロニー。鬼才がSFの持つ特色をあますところなく使って、活写する不条理な世界の鳥瞰図!
「スローターハウス5 」(ハヤカワ文庫 SF 302)カート・ヴォネガット・ジュニア (著), 和田 誠 (イラスト), 伊藤典夫 (翻訳)
ロングセラー『脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方』の著者による最新作。近年話題となっている糖質制限やパレオダイエット、山や自然を走るトレイルランニング、そして注目の瞑想法マインドフルネスなどを、人類の進化の観点から科学的かつ包括的にとらえた注目の一冊。
「GO WILD 野生の体を取り戻せ!」NHK出版 ジョンJ.レイティ (著), リチャード・マニング (著), 野中 香方子 (翻訳)
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