さすがマニラ!油断できぬ!と思ったもんざです。
昨晩、福岡からマニラに戻りました。
マニラ上空の気流が激しく、フライト酔いしそうでしたが、定刻より早く到着しホッとしました。
ところが、空港がごった返していてアプリ配車のタクシーが全くつかまらないのです。
最終的には諦めて通常の約4倍価格のタクシーを頼みました。
日本人感覚では、距離と時間から考えると妥当な価格ではあるのですが。
日曜の深夜到着のネックは、空港から市内への移動がスムーズにいかないことかも。
おそらく大雨だったことも影響していそう。
またひとつ学習しました。
ある程度の時間とお金のゆとりがあれば、心のゆとりも生まれやすいですね。
今日は有休をとっておいて正解でした。
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」講談社現代新書 吉田徹著 https://amzn.to/461ZPwr
今回は終章「何がいけないのか?」から印象に残った点を共有します。
この章では、最初に1章から5章までの要約が入っています。
時間がない方は、まずこの章を先に読んで概略を頭に入れてから、各章を読み進めてもいいかもしれません。
私が特にしっかり記憶しておきたいなと思ったところがあります。
それは5つのリベラリズムの不整合により発生している現代の問題へ、著者が提示した3つの手がかりです。
5つのリベラリズムとは、1政治、2経済、3個人主義、4社会、5寛容です。
引用「こうした相互的な均衡関係にあった五つのリベラリズムの不整合が、共同体・権力・争点の三位一体を解体せしめたのだった」
引用「もしリベラリズム間の不整合が個人のアイデンティティの安定につながらないのであれば、これまでの存在様式が反省されなければならない」
3つの手がかりを箇条書きにしてみました。
1.個人のアイデンティティ自体を政治的討議の検討の対象にする(3個人リベ←→5寛容リベ)
2.社会リベラリズムの優位性回復(2経済リベ←→4社会リベ)
3.共通事項への合意を得る恒常的な努力(1政治4社会リベ←→3個人リベ)
引用「重要なのは、共同体・権力・争点とも対応する。このアイデンティティ・個人・主体という三角形の均衡と相互の緊張関係である」
引用「政治とは、異なる者との間の共存を可能にするための営みのことだ。そうであるならば、必然的に対話の契機が含まれていなければならない」
ヘイト社会から脱却するためには、より多くの市民が、これらの点を言語化して腹落ちさせておく必要がありそう。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(2名)
- もんざ「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」講談社現代新書 吉田徹著 https://amzn.to/461ZPwr
- じょあんなさん「How to Kill Men and Get Away With It: A deliciously dark, hilariously twisted debut psychological thriller, about friendship, love and murder」 (Kitty Collins Book 1) Katy Brent (著) https://amzn.to/4gmbA4h
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共有予定の本
移民への憎悪、個人化するテロリズム、伸張する権威主義。リベラリズムが崩壊し、怒りの政治が展開する現在、その底流を抉り出す。
「アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治」講談社現代新書 吉田徹著
英国で 15万部超の 大ヒットを記録!ケイティ・ブレントの『男を殺して逃げ切る方法』。著者は英国のジャーナリストで、本書が小説デビュー作。
「How to Kill Men and Get Away With It: A deliciously dark, hilariously twisted debut psychological thriller, about friendship, love and murder」 (Kitty Collins Book 1) Katy Brent (著)
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