偶然に驚いたもんざです。
私はほとんど一人でランチを外食しています。
会社が入居しているビルは商業施設なので、なかにはレストランも各種あるのですが、私は5分ほど離れた場所にある別のショッピングモールに運動がてら行くことがほとんど。
近所ですが、会社の人には、ほとんど会いません。
ところが昨日は「あれ?もんざさん?」と他部署のAさんに声をかけられ、珍しく日本人の同僚と一緒にランチを食べました。
日本語でコミュニケーションが取れるって、ほんとにラクだ。。。
いえ、それはメインポイントじゃないのです。
先日Aさんからフィリピン人スタッフの働き方について相談されて、知っていることを話したのですが、あとから、こちらからも追加で質問してみれば良かったかな?とモヤっとしていたからです。
部署が違うと、基本的にはまったく話す必然がないのですよね。
だから偶然ですが一緒にランチができて、気になっていたことも質問できてスッキリしました。
進捗報告
私が今月みなさんと共有するのは、こちらです。
「言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか 」(中公新書 2756) 今井 むつみ (著), 秋田 喜美 (著) https://amzn.to/4kelBRK
今回は「第7章 ヒトと動物を分かつもの 推論と思考バイアス」から印象に残った点を共有します。
この章の結論は、ヒトが動物と違って言語を習得できるのは、認知バイアスと認知能力の違いであり、それは突然変異ではなく、進化の過程で徐々に形成された可能性が高い、というもの。
8カ月の赤ちゃん33人と、成体のチンパンジー7匹を使った実験の結果がこの仮説を裏付けます。
著者たちは、どのようなデザインで実験を行ったのか読者に丁寧に説明してくれるため、非常に説得力が高いです。
私たちが無意識のうちに行っている推論は必ずしも論理的には正しくありません。
引用「対象→記号の対応づけを学習したら、記号→対象の対応づけも同時に学習する。人間が言語を学ぶときに当然だと思われるこの想定は、論理的には正しくない過剰一般化なのである。」
この推論は対称性推論と呼ばれるものですが、ことばの意味を知らない8カ月の赤ちゃんですら、このバイアスを持っている、ということを著者たちは突き止めるのですよ。(チンパンジーにはできない)
導き出される結論も面白いのですが、そこに到達するための考え方や実験デザインの工夫なども共有されており、学術的な話を一般人にも分かりやすく伝えるための論理的な構成もシャープですっきりしています。
でも伝えたい気持ちがかなり情熱的でステキなんですよね。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(3名)
- もんざ「言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか 」(中公新書 2756) – 2023/5/24 今井 むつみ (著), 秋田 喜美 (著) https://amzn.to/4kelBRK
- じょあんなさん「令和のリーダー論」かや書房 嶋津良智(著) https://amzn.asia/d/0BXlOc1
- にしやまさん「しつもん上司術」すばる舎 松田充弘(著) https://amzn.to/44g9Gga
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共有予定の本
日常生活の必需品であり、知性や芸術の源である言語。
なぜヒトはことばを持つのか? 子どもはいかにしてことばを覚えるのか? 巨大システムの言語の起源とは? ヒトとAIや動物の違いは?言語の本質を問うことは、人間とは何かを考えることである。
「言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか 」(中公新書 2756) – 2023/5/24 今井 むつみ (著), 秋田 喜美 (著) https://amzn.to/4kelBRK
鍵は、オノマトペと、アブダクション(仮説形成)推論という人間特有の学ぶ力だ。認知科学者と言語学者が力を合わせ、言語の誕生と進化の謎を紐解き、ヒトの根源に迫る。
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