9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会まで4日/読みが外れた

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9. 読書会(勉強会)
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うつってきたかも、と思うもんざです。

相変わらず、私は津村記久子さんの本が気に入っていて、毎日読んでいます。

気持ちがどんよりしてくると「このままではダメだ」と無気力になってくるので、気分転換のために津村さんの本を読み、少し元気をもらう感じ。

なんだか思考とか文章がちょっと影響をうけてきたような気がしますね。

進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著) 

今回も、「第2部 労働者階級とはどんな人たちなのか」から印象に残ったところを共有します。

38年間NHSに勤務した看護師のローラはブレグジットで離脱票を入れたひとり。

彼女はブレグジットすれば英国の経済は良くなると信じていました。

EUに留まっていたって、経済が好調かっていうとそんなことはなかったわけだし、たとえば、私の実家のあるウェールズは、EUのおかげでもっとひどくなった。わずかに残っていた産業も海外の人件費の安い国に拠点を移したり、新しくできた工場には、雇用主が東欧からまとめて労働者を連れてきたり……。ビジネスや人が自由に国の間を動けるようになると、産業がなかったところはもっと産業がなくなって、人々の暮らしは惨めになるのよ

これは、まさにグローバリゼーションによる問題です。

しかし残念ながらローラの読みは外れてしまったことは、離脱後の状況をみると明らかなようです。

ほんとにねぇ、未来を予測するのは難しいですね。

[EU離脱でイギリス経済の損失は約16兆円の試算 企業投資の大きな低下と労働力不足が主因 | ブルームバーグ | 東洋経済オンライン](https://toyokeizai.net/articles/-/649779)

[「EU離脱を後悔」──人手不足、光熱費1000%上昇…止まらない英国の衰退|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト](https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/02/eu1000.php)

転換点に立つポストBrexitの英国 ―変化の胎動と今後の展望 三井物産戦略研究所

https://www.mitsui.com/mgssi/ja/report/detail/__icsFiles/afieldfile/2023/03/23/2303_hiraishi_1.pdf

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加者(3名)

  1. もんざ 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)
  2. にしやまさん「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」(新潮新書) 橘玲 (著)
  3. みっつさん「なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門」(マガジンハウス新書) 野村泰紀 (著)

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共有予定の本

2016年の英国EU離脱派の勝利。海外では「下層に広がる排外主義の現れ」とされたが、英国国内では「1945年以来のピープル(労働者階級)の革命」との声も多かった。世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主義と緊縮財政でアウトサイダーにされた彼らが投じた怒りの礫だったのだ――。英国在住の注目の著者がど真ん中から現状と歴史を伝える。

<内容:Amazon 書誌情報より> 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

<内容:Amazon 書誌情報より>「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」(新潮新書) 橘玲 (著)

ニュートン力学から相対性理論、量子力学まで……「宇宙を支配する力」に迫る知的探求の旅!
本書では、カルフォルニア大学バークレー校教授で理論物理学者の野村泰紀さんが、「ニュートン力学」や「相対性理論」といった古典物理学から、「量子力学」などの現代物理学に至るまでを概観しつつ、「重力はなぜ存在するのか?」という謎に迫ります。

宇宙を動かす根源的な仕組みや、自然界を支配する法則への理解がぐっと深まる、読むだけで世界の「解像度」が上がる一冊です。

<内容:Amazon 書誌情報より> 「なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門」(マガジンハウス新書) 野村泰紀 (著)
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