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読書会まで5日/枠組みを疑う

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読書会(勉強会)
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人助けもセンスがいるな、と思ったもんざです。

クアラルンプール国際空港で、帰りのフライトを待っていた時に、インドのサリーを着た六十代くらいの女性に声をかけられました。

自販機で水を買いたいので手伝って欲しい、と言われたんです。

それはカードか、E-walletしか受付けない最新タイプ。

彼女は現金を私に見せました。

「これ、現金使えないんですよ」

一度はそう言って、その場を離れました。

でも考えたら私が代わりに買ってあげたら良い話だ、と数分後に気づきました。

戻ってみると自販機の近くのイスにさっきの彼女が腰掛けています。

自分で飲んでもいいや、と思って一本買って彼女のところに行き、水は買えた?

と聞くと、にっこり笑って、ありがとう、と言って10MYRを差し出されました。

(ちなみに自販機での水の値段は6.9MYR)

いや、お金は要らないですよ、と一回は断ったのですが、

これはもらったほうがお互いに気持ち良く終われるな、と思って、ありがとう!と受け取りました。

最初からサクッと立て替えてあげればスマートだったのになー。

1.進捗報告

さて、今月みなさんと共有したいのは、こちらです。

「ナショナリズムの美徳」ヨラム・ハゾニー (著), 庭田 よう子 (翻訳), 中野 剛志 (その他), 施 光恒 (その他) 東洋経済新報社

今回は既存の枠組みを疑ってみることの難しさを感じたところを共有します。

著者はジョン・ロックの政治哲学にはネイションへの理解がゼロだから変だよと切って捨てます。

でも、それを最善だと信じて疑わない人々が社会を動かしていることを指摘します。

これらはすべて、当然ながら、大学で教育を受けたロック哲学の信奉者によって追求されている。活動の価値評価が自分たちとはまったく異なる、知的で思慮深い人々がいることに、彼らは気づきもしない。人は「正しい歴史の側」か「間違った歴史の側」のどちらかにいるものとされ、新しいリベラルな秩序の構築に取り組んでいれば、正しい側にいるとみなされる。

(第1部 ナショナリズムへの回帰 第4章 ジョン・ロックとリベラル構造)「ナショナリズムの美徳」ヨラム・ハゾニー (著), 庭田 よう子 (翻訳), 中野 剛志 (その他), 施 光恒 (その他) 東洋経済新報社

教科書や、先生から、これが正しいですよ、と教わったことを、それ変だよね?と疑うのは簡単じゃないです。

異なる視点と視野の広さ、知識や経験も必要になりますよね。

今日も読んでくださってありがとうございます。また明日もよろしくお願いします。

2.参加者(3名)

  1. もんざ「ナショナリズムの美徳」ヨラム・ハゾニー (著), 庭田 よう子 (翻訳), 中野 剛志 (その他), 施 光恒 (その他) 東洋経済新報社
  2. にしやまさん「鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法」かんき出版 宮崎直子 (著)
  3. アナンさん「ガラスの城の約束」 (ハヤカワ文庫NF) ジャネット ウォールズ (著), 古草 秀子 (翻訳) (The Glass Castle by Jeannette Walls (著) Virago)

共有予定の本

ナショナリズムの美徳
トランプ政権の外交基盤となり、アメリカ保守主義再編や欧州ポピュリズムに大きな影響を与えた問題作! 自由と民主主義を守るのは国民国家であるとして、誤解されがちなナショナリズムの価値観を問い直していく。 その一方で、リベラリズムのパラダイムは、...

トランプ政権の外交基盤となり、アメリカ保守主義再編や欧州ポピュリズムに大きな影響を与えた問題作!自由と民主主義を守るのは国民国家であるとして、誤解されがちなナショナリズムの価値観を問い直していく。その一方で、リベラリズムのパラダイムは、専制や帝国主義と同じだと警鐘を鳴らす。ナショナリズムと国民国家400年の歴史を再評価する括目に値する1冊。中野剛志、施光恒の両氏によるダブル解説付。

<内容:アマゾン商品説明より> 「ナショナリズムの美徳」ヨラム・ハゾニー (著), 庭田 よう子 (翻訳), 中野 剛志 (その他), 施 光恒 (その他) 東洋経済新報社
鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法
************ 「自己肯定感は上がったり下がったりするものである」 「自己肯定感は自信を付ければ上がる」 「自己肯定感は生まれつきや性格で決まる」 以上の全部、実は間違っています。 自己肯定感は簡単な正しいワークをすることで、上げ...

「自己肯定感は上がったり下がったりするものである」「自己肯定感は自信を付ければ上がる」「自己肯定感は生まれつきや性格で決まる」以上の全部、実は間違っています。自己肯定感は簡単な正しいワークをすることで、上げたままにすることができるのです。24時間365日高いままにでき、決して屈することのない最強の「鋼の自己肯定感」。この身に着け方を、本書では全部教えます。

<内容:アマゾン商品説明より> 「鋼の自己肯定感 ~「最先端の研究結果×シリコンバレーの習慣」から開発された“二度と下がらない”方法」かんき出版 宮崎直子 (著)
ガラスの城の約束 (ハヤカワ文庫NF)
NYで活躍する記者のジャネットはある晩、道ばたでゴミをあさる母を見かける。衝撃の再会を機によみがえる家族との日々。夜逃げつづきの極貧生活のなか、夢ばかり追う父母への怒りと愛の狭間で苦悩しつつ、少女は人生を切り拓いていく。全米350万部突破、...

NYで活躍する記者のジャネットはある晩、道ばたでゴミをあさる母を見かける。衝撃の再会を機によみがえる家族との日々。夜逃げつづきの極貧生活のなか、夢ばかり追う父母への怒りと愛の狭間で苦悩しつつ、少女は人生を切り拓いていく。全米350万部突破、同名映画の原作となった感動の実話。

<内容:アマゾン商品説明より>「ガラスの城の約束」 (ハヤカワ文庫NF) ジャネット ウォールズ (著), 古草 秀子 (翻訳) (The Glass Castle by Jeannette Walls (著) Virago)

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