6. やってみよう Lifestyle

ダイアローグ・イン・ザ・ダーク体験にTRY

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6. やってみよう Lifestyle
この記事は約4分で読めます。

暗闇に安心を感じる人と、不安を感じる人、
2種類のタイプがいるようです。

私は、前者のようでした。

こんばんは。もんざです。
ダイアログ・イン・ザ・ダークという
ソーシャルイベントに
参加してみました。
 http://www.dialoginthedark.com/


日曜日14時からのプログラムに
参加したのは、私を含めて8名。

ひとりで参加していたのは、私と
大阪から参加したshokoさん。
グループ参加は、ワキちゃん、うめさん、
サヤカさん、フーさんの4人。
カップル参加は、ポエさん、コウジさん。
アテンドは、クマさんでした。

真っ暗闇の中を白杖を片手に
全員で声を掛け合って、進んで行きます。
小川のせせらぎの音、鳥の声、
笹の葉の香りとサワサワいう音
そして手触り、デコボコ道…
遠くから聞こえる誰かの話し声や笑い声。
暗闇の中でゲームをしたり、
カフェに行ったり(!)しました。

カフェには色々な飲み物がありましたが、
私はジンジャーエールをいただきました。
握った瓶の形からワキちゃんが
ウィルキンソンだといっていたので
恐らくそうでしょう。
私は瓶のジンジャーエールを
ここで初めて飲みました。ピリッと辛くて
でもとても美味しかったです。
きっと私は、これからジンジャーエールを
飲むたびに、この暗闇カフェを
思い出すことになるのでしょうね。

目を開けていても全く見えないので、
何をするにも周囲への声かけが
必要になります。
(だからdialogueというのだと、
クマさんが
教えてくれました)

そのため、初めて会った者同士にも
関わらず、1時間半で
お互いの親密感が
非常に高まります。
(新入社員研修や、チームビルディング
としてのプログラムも
用意されている理由が
これで分かりました。
ドイツ生まれのこのプログラムは
世界31カ国で開催され600万人以上が
受講しているとチラ
シに
書いてあり、
それも驚きでした)

どきどきワクワク楽しくて時間があっと言う間に
過ぎ、
90分が30分に感じられました。

この時間感覚で、私の時間は、他の人よりも
ずいぶんとゆっくり流れているらしい
ということにも気づきました。そして

最後にはこの暗闇空間から出るのが
名残惜しいくらいでした。

でもフーさん(だったかな?)は、ずっと
暗闇に立っている感覚が
気持ち悪かったそうです。
(椅子に座ったり、壁に触れたりしている
ときは、いいのだけれど…とおっしゃって
いました)
確かにそういえば、最初は私もなんだか
怖くて、前にいるshokoさんの
背中に
ずっと左手をくっつけていました。
(右手には
白杖をもっていましたので)

でも、声を掛け合って一緒に

道を進むうちに、だんだんと暗闇が
心地よく楽しくなって
いきました。

みんなと一緒なら白杖なんかいらないのでは?

この杖、邪魔だなぁとさえ思ったくらい。

クマさんの話によれば、健常者の場合、
80%の情報を
視覚から得ているため、
暗闇で視覚を失うと、それを補うために
その他の感覚が立ち上がってくるそうです。
(聴覚、触覚、味覚、空間把握の感覚といったもの)

私には、まわりにいる人の体温と手のぬくもりが
本当に心地よく安心できるものだと感じられました。
全員その場で初めてあった方ばかりなのに、
考えると不思議ですね。

そしてShokoさんとアドレス交換してお友達になり、
受付のお姉さんにお願いして一緒に記念撮影も。
 
色々と感じるところがあった
ダイアログ・イン・ザ・ダークですが、
この体験を通して私の中で最も
掻き立てられるものがあったのは
非日常の暗闇から日常の光の中に
戻ったときの方でした。

暗闇の中で私は、視覚障害者の案内役
クマさんを信じ切っていました。
彼の声を頼りに移動し、行動していました。
みんなが彼を必要とし
助けを求めていました。

けれども、プログラムが終了し、
明るい待合室に戻ったとき
鮮やかにその立場が逆転する
瞬間が現れました。

彼は私たち参加者に手渡したいものが
あるけれど、私たちがどこに
いるのか
分からないのです。
先ほどまでは私たち全員がそうだったのに
今では彼だけがその状態のままなのです。
その当たり前の事実と落差に
私はただ呆然としてしまいました。

でも、このプログラムは、健常者が
視覚障害者の疑似体験を
してみよう、という目的のものでは
ないそうです。

心を開いて話し合おう。
そしてわかり合おう。助け合おう。

一人一人がそれをここで感じて、
日常生活に持ち帰ること、
それがダイアログ・イン・ザ・ダークの
メッセージです。

大人一人5,000円という料金は
安くはありません。
でも私は、次に行くときは親しい人
(あるいはこれから親しくなりたいと思っている人)と
ここへ一緒に出かけてみたいと思っています。

コメント

  1. もんざ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >Tsubakiさん
    コメントありがとうございます!
    本当はもっと色々書きたいのですが、
    これから行く人もいらっしゃるので、
    実はあまり具体的に書いてないのですよ。
    >"親しくなりたい人"と
    そうなんです。グループで参加して
    いらっしゃる方たちの雰囲気が、
    とても良かったので、今度は何人か
    参加してみたいな~と感じました。

  2. Tsubaki より:

    SECRET: 0
    PASS:
    すごく興味あります、ダイアローグ・イン・ザ・ダーク!
    詳しく書いていただいたのでなんとなく分かった感じ。”親しくなりたい人”と行くっていうのはいいですね。
    体験することだけじゃなくて、誰と行くかとか、これから関係を築きたい人(チームという意味も含め)と行くっていいな、と思いました。

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