やっぱり効果があるのかなぁと思うもんざです。
最近、街のあちこちに喫煙禁止の布製ポスターが貼り出されるようになりました。
タバコに印刷してある恐ろしげな病気になった人たちの写真と、びっくりするほど高い罰金が印刷されています。
以前見かけた電子タバコを歩きながら吸っている人を見かける率が、なんとなく減ったような気はします。
それでも、あのポスターはどうも好きになれません。
街の景観を著しく損ねている。
恐怖心を煽って人をコントロールする方法は根本的な解決策にはならないと思うんですよね。
見えないところでこっそりやる人が増えるだけじゃないかなぁ。
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もんざの進捗報告
今月みなさんと共有するのは、こちらです。「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
今回は、1947年の大みそかに病院から友人宛に書いた手紙の一部を共有します。
オーウェルは喫煙家で、彼の死因は肺結核です。代表作「1984」を書き上げて47歳で亡くなります。
引用「今年の初めからはひどく具合がわるくなった感じで、たぶん肺結核にやられたのだろうと思いながら、バカなことに医者に行かずにがんばったのだ。寝たきりになるのはわかっていたから、書きかけの本を中断したくなかったのでね。」
トリビューンの1946年5月3日号に掲載された「一書評家の告白」というエッセイでは、35歳なのに50歳にみえる書評家が、タバコの吸い殻の散らかった部屋で〆切に追われて執筆する様子が描かれていました。
おそらくオーウェル本人でしょう。
喫煙と肺がんの関連性について明らかになるのは1950年代のはじめころ。
1960年代以降に世界中で喫煙規制が始まります。
オーウェルは、タバコが健康に悪いという知識がない時代に生きていました。
知っていれば、もっと長生きできたかもしれない。。。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加予定者(4名)
- もんざ「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
- Treeさん「技術革新と不平等の1000年史」ダロン・アセモグル (著), サイモン・ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳)早川書房 https://amzn.to/4hhvugb
- じょあんなさん「算数文章題が解けない子どもたち ことば•思考の力と学力不振」岩波書店 今井むつみ著 https://amzn.to/40Oghwo
- にしやまさん「REAPPRAISAL リアプレイザル」内田舞(著)実業之日本社 https://amzn.to/4aT00Ll
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共有予定の本
鋭利で辛辣、政治一辺倒――そんなオーウェルのイメージは本書を読めば心地よく裏切られる「人間はぬくもりと、交際と、余暇と、慰安と、安全を必要とするのである」自然に親しむ心を、困窮生活の悲哀を、暖炉の火やイギリス的な食べ物、失われゆく庶民的なことごとへの愛着を記して、作家の意外な素顔を映す上質の随筆集
「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
生産性を高める新しい機械や生産方法は新たな雇用を生み、私たちの賃金と生活水準を上昇させる――これが経済の理屈だが、現実の歴史はしばしばそれに反している。中世ヨーロッパにおける農法の改良は飛躍的な増産を実現したが、当時の人口の大半を占める農民にはほとんどなんの利益ももたらさなかった。船舶設計の進歩による大洋横断貿易で巨万の富を手にする者がいた一方で、数百万人もの奴隷がアフリカから輸出されていた。産業革命にともなう工場制度の導入で労働時間は延びたにもかかわらず、労働者の収入は約100年間上がらなかった。なぜこのようなことが起きるのか? 圧倒的な考究により、「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する。
「技術革新と不平等の1000年史」ダロン・アセモグル (著), サイモン・ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳)早川書房 https://amzn.to/4hhvugb
つまずきの原因を「読解力が足りない」で済ませては支援につながらない.著者らは学習の認知メカニズムにもとづいて,学力の基盤となることばの知識,数・形の概念理解,推論能力を測るテストを開発.その理念と内容,実施結果を紹介し,それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを質的・量的に検討する.
「算数文章題が解けない子どもたち ことば•思考の力と学力不振」岩波書店 今井むつみ著 https://amzn.to/40Oghwo
ハーバード大学医学部准教授の著者(小児精神科医/脳神経科学者)による、”今よりもきっと楽に生きられる思考法”「リアプレイザル(Reappraisal)」の解説書。本書で解説する「リアプレイザル(Reappraisal)」は、科学的根拠のある心理療法である「認知行動療法」の中の対処法の一つです。それは「嫌な感情を覚えた際に、それをできるだけよい感情に変えていく」方法です。不安・恐怖・緊張・焦燥など、さまざまな感情のコントロールに有効であることが多くの研究からわかっています。
「REAPPRAISAL リアプレイザル」内田舞(著)実業之日本社 https://amzn.to/4aT00Ll
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