9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

読書会までラスト6日/夢のパブ

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group of people sitting on chairs 9. 読書会(勉強会)
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下巻も購入したもんざです。

アンディ・ウィアーのプロジェクト・ヘイル・メアリーを読んでいます。

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
グレースは、真っ白い奇妙な部屋で、たった一人で目を覚ました。ロボットアームに看護されながらずいぶん長く寝ていたようで、自分の名前も思い出せなかったが、推測するに、どうやらここは地球ではないらしい……。断片的によみがえる記憶と科学知識から、彼...

地球の危機を救う小学校の理科の先生のお話です。

この物語は、主人公ライランド・グレースの一人称で語られて進みます。

だから読者はグレースがどれだけユーモアがあり、人情味があって、機転が利くのかを彼自身の語りから理解していきます。

グレース博士のキャラクターは本当に魅力的で、彼のユーモアセンスは私の実生活でもお手本にしたいくらい。

読み終わるのがもったいないのですが、どんな結末を迎えるのか、楽しみながら少しずつ読んでいます。

もんざの進捗報告

今月みなさんと共有するのは、こちらです。「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU

今回は、1946年2月9日にイヴニング・スタンダードに掲載されたエッセイから、面白かったところを共有します。

引用「「水月」こそ、わたしの理想のパブであるーーーすくなくともロンドン界隈でなら(地方のパブに期待するものは、またちょっとちがってくる)。だが、そろそろ、おそらく炯眼冷静な読者ならすでに見抜いていることを明らかにするときだろう。「水月」のようなパブはどこにもないのだ」

オーウェルは自分がひいきにしている「水月」というパブが素晴らしさを褒めたたえます。

理想のパブの条件を十以上並べ、それを満たすパブが水月だと語ったあとに、そんなパブは存在しないと打ち明ける。

すなおに信じて読んでいたら、急に手のひらを返されてびっくり。

でも、とても読者を惹きつける面白い書き方だと思いました。

今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。

参加予定者(4名)

  1. もんざ「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU
  2. Treeさん「技術革新と不平等の1000年史」ダロン・アセモグル (著), サイモン・ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳)早川書房 https://amzn.to/4hhvugb
  3. じょあんなさん「算数文章題が解けない子どもたち ことば•思考の力と学力不振」岩波書店 今井むつみ著 https://amzn.to/40Oghwo
  4. にしやまさん「REAPPRAISAL リアプレイザル」内田舞(著)実業之日本社 https://amzn.to/4aT00Ll

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共有予定の本

鋭利で辛辣、政治一辺倒――そんなオーウェルのイメージは本書を読めば心地よく裏切られる「人間はぬくもりと、交際と、余暇と、慰安と、安全を必要とするのである」自然に親しむ心を、困窮生活の悲哀を、暖炉の火やイギリス的な食べ物、失われゆく庶民的なことごとへの愛着を記して、作家の意外な素顔を映す上質の随筆集

「一杯のおいしい紅茶」ジョージ・オーウェル著 中公文庫 https://amzn.to/3WRxIuU

生産性を高める新しい機械や生産方法は新たな雇用を生み、私たちの賃金と生活水準を上昇させる――これが経済の理屈だが、現実の歴史はしばしばそれに反している。中世ヨーロッパにおける農法の改良は飛躍的な増産を実現したが、当時の人口の大半を占める農民にはほとんどなんの利益ももたらさなかった。船舶設計の進歩による大洋横断貿易で巨万の富を手にする者がいた一方で、数百万人もの奴隷がアフリカから輸出されていた。産業革命にともなう工場制度の導入で労働時間は延びたにもかかわらず、労働者の収入は約100年間上がらなかった。なぜこのようなことが起きるのか? 圧倒的な考究により、「進歩」こそが社会的不平等を増大させるという、人類史のパラドックスを解明する。

「技術革新と不平等の1000年史」ダロン・アセモグル (著), サイモン・ジョンソン (著), 鬼澤 忍 (翻訳), 塩原 通緒 (翻訳)早川書房 https://amzn.to/4hhvugb

つまずきの原因を「読解力が足りない」で済ませては支援につながらない.著者らは学習の認知メカニズムにもとづいて,学力の基盤となることばの知識,数・形の概念理解,推論能力を測るテストを開発.その理念と内容,実施結果を紹介し,それで測る力が算数・国語の学力とどのような関係にあるのかを質的・量的に検討する.

「算数文章題が解けない子どもたち ことば•思考の力と学力不振」岩波書店 今井むつみ著 https://amzn.to/40Oghwo

ハーバード大学医学部准教授の著者(小児精神科医/脳神経科学者)による、”今よりもきっと楽に生きられる思考法”「リアプレイザル(Reappraisal)」の解説書。本書で解説する「リアプレイザル(Reappraisal)」は、科学的根拠のある心理療法である「認知行動療法」の中の対処法の一つです。それは「嫌な感情を覚えた際に、それをできるだけよい感情に変えていく」方法です。不安・恐怖・緊張・焦燥など、さまざまな感情のコントロールに有効であることが多くの研究からわかっています。

「REAPPRAISAL リアプレイザル」内田舞(著)実業之日本社 https://amzn.to/4aT00Ll

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