9. 読書会(勉強会)カウントダウンコラム1. Zoom読書会

第156回読書会終了/抽象度と難易度

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9. 読書会(勉強会)
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抽象度の高い内容ほど、人にする説明は難易度があがるんだなぁと思ったもんざです。

今回は、みっつさんが物理、にしやまさんが遺伝、私が政治に関する本の紹介でした。

物理も、遺伝も、とっつきにくいところを整理していただいて、理解が深まりました。

ただ驚いたのは、橘さんが「依存症は遺伝する」と事実と異なることを書いているらしいこと。

この本がベストセラー入りしていることで依存症患者への差別が助長されたり治療が困難にならないことを祈ります。

(6月に読んだカール・フィッシャー「依存症と人類」では「依存症が遺伝的に決定されるというエビデンスはない」と専門家が断言しています)

そしてみっつさんの説明をきいていて、カルロ・ロヴェッリの本が電子もリアルも積読状態になっていることを思い出しました。

タイムライン

さて今回みなさまにご紹介いただいた本とキーワードも改めて共有します。ご参加いただいた方には、プレゼン動画も共有しています。

00:36プレゼン①みっつさん
20:16プレゼン②にしやまさん
39:00プレゼン③もんざ
53:09感想と雑談

第156回 ご紹介いただいた本と3つのキーワード

  1. もんざ 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著) ・新自由主義・緊縮財政の末路・格差の固定
  2. にしやまさん「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」(新潮新書) 橘玲 (著) ・遺伝・人種差別・見た目で人生は決まる
  3. みっつさん「なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門」(マガジンハウス新書) 野村泰紀 (著) ・ リンゴは落ちるのに、なぜ月は落ちてこないのか・現在物理学・ 量子コンピューター

共有された本

2016年の英国EU離脱派の勝利。海外では「下層に広がる排外主義の現れ」とされたが、英国国内では「1945年以来のピープル(労働者階級)の革命」との声も多かった。世界で最初に産業革命、労働運動が起きたイギリスでは労働者こそが民主主義を守ってきた。ブレグジットは、グローバル主義と緊縮財政でアウトサイダーにされた彼らが投じた怒りの礫だったのだ――。英国在住の注目の著者がど真ん中から現状と歴史を伝える。

<内容:Amazon 書誌情報より> 「労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~」 (光文社新書) ブレイディ みかこ (著)

ひとは幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない。

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!

<内容:Amazon 書誌情報より>「言ってはいけない―残酷すぎる真実―」(新潮新書) 橘玲 (著)

ニュートン力学から相対性理論、量子力学まで……「宇宙を支配する力」に迫る知的探求の旅!
本書では、カルフォルニア大学バークレー校教授で理論物理学者の野村泰紀さんが、「ニュートン力学」や「相対性理論」といった古典物理学から、「量子力学」などの現代物理学に至るまでを概観しつつ、「重力はなぜ存在するのか?」という謎に迫ります。

宇宙を動かす根源的な仕組みや、自然界を支配する法則への理解がぐっと深まる、読むだけで世界の「解像度」が上がる一冊です。

<内容:Amazon 書誌情報より> 「なぜ重力は存在するのか 世界の「解像度」を上げる物理学超入門」(マガジンハウス新書) 野村泰紀 (著)

読書会のあとで、もんざが得た疑問

1.UBIでは格差の固定は解消できないのではないか?

2.いつ積読になっているカルロ・ロヴェッリを読むの?

来月は9/28(土)9時半~11時半に文京区民センターでリアル開催します。

ご都合がよろしければご参加ください。

(近日中に別途告知します)

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