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なぜ日本の国産ワクチンが作れなかったのか

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ふとした気づき
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中国、ロシアからワクチンがあっという間にでてきて、アメリカからもワクチンが流通するようになっても、日本からはワクチンができたという話は全くなくて、これは一体どういうことなんだろう?とすごく気になっていたのです。でも、こちらの記事を読んでようやく腑に落ちました。

国産ワクチン、なぜ出てこない? 塩野義・手代木社長に聞く(日経ビジネスオンライン)

サクッとまとめると、こんな感じ。ようするに、こういう事態が発生する可能性を全く検討せず、非常時への備えも怠っていたことが、ワクチン供給できた国との差らしいです。

最も大きな2つの原因

  1. 産官学で基盤を育ててこなかった(ベンチャー育成の基盤がない)
  2. 緊急時に備える制度が不十分

その他の原因

  1. 日本の製薬会社は規模が欧米に比べて小さい
  2. バイオ医薬品の潮流に全体として乗り遅れた
  3. 日本は伝統的な技術しかなかった(不活化ワクチンのみ)

後発組で開発が遅れる理由

プラセボと比較するフェーズ3の実施が困難(倫理的な問題:有効性のあるワクチンがすでにある/プラセボは健康な人にはデメリットしかないから)

このパンデミックを契機にして、日本の政府と製薬業界は変わっていくのでしょうか。

国産ワクチン、なぜ出てこない? 塩野義・手代木社長に聞く
新型コロナウイルスワクチンの開発が欧米と比べて遅い日本。なぜ、国産ワクチンがなかなか出てこないのか。開発に取り組む塩野義製薬の手代木功社長に話を聞いた。
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