マキャベリアンというのは、日和見主義者とか、手段を選ばない策士などを指すネガティブな言葉として定着しているらしいのですが、それは、シェイクスピアが広めちゃったからで、本当のマキャベリは、そういうタイプじゃないと思うよ、という話をTEDで見ました。
マキャベリといえば「君主論」で有名です。邦訳も、岩波、講談社、光文社などから出ていて、人気がある古典ですね。マンガで読む君主論は読んだことがあって、英語版もチラッと見たけど、実はちゃんと全部読んでないんです。何となく分かった気になっちゃってるんですよね。
TEDは英会話レッスンで使ったのですが、先生から、マキャベリアン度チェックテストもあるよ~、と教えてもらったので、試しに受けてみました。20問(5分程度)だし、英語もさほど難しくなかったので、興味のある方は、どうぞ。
実利と道徳、どちらを選ぶ?
ちなみに、どんな質問だったかを一部共有すると、こんなかんじです。
- 道徳的に正しいことが確実な場合にのみ行動を起こすべき
- 重要で不正直であるよりも、謙虚で正直である方が良い
- 誰かに何かを頼むときは、重要な理由よりも本当の理由を伝えることが最善
- 最も安全なのは全ての人が悪質な傾向をもつと想定しておくこと
- 誰かを完全に信頼している人たちは困難に遭遇する
- 前進するには手抜きも必要
- 世の中はバカばかりだと言ったP.T.バーナムは間違ってた
- 成功している多くの人は清く正しい生活をしている
- あなたが何かをした本当の理由は、必要がない限り、誰にも言わない
- ほとんどの人は、財産を失うよりも両親の死を忘れがち
- 犯罪者とそうでない人の最大の違いは、捕まったかどうかだ
注)P.T. バーナムはアメリカの伝説の興行師で、映画グレイテスト・ショーマンでヒュー・ジャックマンが演じた実在の人物。道徳的な人物とは、言い難いから、ここで名前が挙げられているのかな、と思いましたが、本当のところは不明です。
中央値は60から70点くらい?
テストを終了すると、スコアと、グラフが表示されます。ちなみに私は100点中で83点と、かなりマキャベリアニズム高めでした。ヒトコブラクダみたいなグラフに示されていた中央値は、60~70点くらいだった気がします。
ただストレングス・ファインダーの結果では、私の戦略性はボトム5に入っているので、策士ではなく、単に道徳性が低い日和見主義の傾向が強いってことだろうな、とか勝手に考えています。目的のためには手段を選ばない、っていう考え方も、時と場合によっては必要ですから。(自分ができるかどうかは別として)