土曜の夜、21時閉館間際に博物館を出て、上野駅に向かいました。まっすぐ変える予定だったのですが、国立西洋美術館の前を通りかかると、まだ門が開いているではありませんか。こんなチャンスを見逃すわけにはまいりません。だって前庭にはロダンの彫刻があるんですよ。それを一人でじっくり眺められる機会なんて、そうそうありません。
先日、ちょうどダンテの「神曲」の内容が恐いという話を英会話の先生としていたことも背中を押しました。
★オーギュスト・ロダン パリ, 1840年 – ムードン, 1917年
Auguste Rodin Paris, 1840 – Meudon, 1917
地獄の門The Gates of Hell
この巨大彫刻の向かって右側にエヴァ、左側にアダムの彫刻も配置されています。
残念ながら「地獄の門」は、私の眼では細部まで確認が難しかったのですが、ライトアップされて、暗闇に浮かび上がるエヴァとアダムの像はゆっくりと鑑賞することができました。地獄の門は、美術館の公式サイトでも、細かい部分が良く分からなかったので、美術図鑑などで細部を確認してから、また実物に会いにくるほうが良さそうです。
追記:2019年11月に美術館に行ったとき、エヴァを後ろから見て、撮影したので追加しておきます。夕暮れ時だったせいか、正面から見たものよりも、この後ろ姿に強烈に惹きつけられたんですよ。まるで、そこに苦悩している本当の女性がいるみたいで、目が離せませんでした。
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