なんで涙が出るんだろう、と思ったもんざです。
私はSiaというミュージシャンの音楽と映像作品が大好きです。
2014年のアルバム1000 Forms Of FearのShandelierにものすごい衝撃を受けて以来です。
でも、現代日本でポピュラーな「推し」というわけではありません。
彼女の全ての作品を手放しには受け入れません。
ライブやコンサートに行きたい、という欲求もほとんどゼロです。
ただ、彼女の特定の曲を聞いたり、映像作品をみると、いやおうなしに別世界に連れて行かれるんです。
昨日、偶然にこの映像を見てしまい、たった三分なのにこの物語性は何だ?と衝撃をうけ、なぜか涙が出ていました。
(YouTubeのおすすめに出てきたから、偶然じゃないですけど)
David Guetta & Sia – Beautiful People (Official Video)
そういえば、今年のブレイクスルー賞のパフォーマンスもSiaで動画をみたときも涙が出たのだった。
この授賞式の演出もすごいな、と思ったんですけど。
2025 Breakthrough Prize Ceremony: Full Show
単に涙もろくなっているだけなのかもしれません。
進捗報告
わたしが今月みなさんと共有するのは、こちらです。「100分de名著 ヘーゲル/精神現象学」 (NHK出版) 斎藤 幸平 (著) https://amzn.to/3JG7590
「精神」と「教養」の意味が現代の日本語とは違う、というのは理解できました。
でも、「信仰」「啓蒙」も違うんですよ。
(この二つは対立するもの、として解説されています)
まずは「ヘーゲルのいう信仰」ですが、これは「カントのいう未成年状態」と同等の意味だとのこと。
ちなみに、未成年状態とは、誰かの考えを疑わずに盲信し、自分の理性を十分に使っていない状態です。
引用「ヘーゲルのいう「信仰」は、伝統的な価値観や知、ふるまいといった自分でつくり出したのではない規範や規則を大切にして、その重要性を信じている立場を指します」
引用「これに対して啓蒙は、そのような伝統知を拒否し、みずからの理性を働かせて、合理的・科学的に考えようとします。自分自身の力で、普遍的な規範や規則をつくるのが、理想とされるのです。つまり、自立した生き方を目指すのが啓蒙です」
こういわれると、啓蒙の何がいけないのか分からないですよね?
でも、啓蒙の本質は「絶対的な否定性」にあるとヘーゲルは述べており、問題が潜んでいます。
引用「なぜ合理性を追い求めているはずの啓蒙が「非理性」となり、「虚言」を弄してしまうのか」
ここも、めちゃくちゃ面白いところなのですが、字数が増えすぎたので、詳しくは次回に続けます。
今日も読んでくださってありがとうございます。
明日もどうぞよろしくお願いします。
参加者(6名)
- もんざ「100分de名著 ヘーゲル/精神現象学」 (NHK出版) 斎藤 幸平 (著)
- maru(まる) さん「選書中」
- Treeさん「ゲームチェンジ :トランプ2.0の世界と日本の戦い方」プレジデント社 大前 研一 (著) https://amzn.to/4adlFj4
- Yoko3さん「君主論」マキャベリ(著)
- 山口さん「地政学入門」 (角川新書) 佐藤 優 (著) https://amzn.to/4aU377G
- 西山さん「人見知りのための沈黙営業術」 (角川フォレスタ) 松橋 良紀 (著) https://amzn.to/3Y0muV1
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共有予定の本
さまざまな分断が可視化された現代社会にこそ、ヘーゲルの思考法が必要だ! ポスト・トゥルースの時代はなぜ訪れたのか? 意見を異にする他者と共に生きていくために必要なこととは?
矛盾や否定を重んじて弁証法によって自由を構想したヘーゲルの著作には、不毛な対立を乗り越えて社会を形作っていくためのヒントが詰まっている。マルクスが「私は自分があの偉大な思想家の弟子であることを率直に認め」(『資本論』)と書くように、ヘーゲルは後世に多大な影響をおよぼした大哲学者だが、破格のスケールで展開される思考には独特の難解さが付きまとう。今回「100分de名著」で取り上げるにあたっては、さまざまな補助線を示しながら解説。ベルリンにわたってヘーゲルを研究した斎藤氏が、近年アメリカで進んでいる再評価の成果も踏まえつつ、日本の一般読者に向けて易しく解きほぐす。
「100分de名著 ヘーゲル/精神現象学」 (NHK出版) 斎藤 幸平 (著)
「トランプ2.0」の4年間をどう耐え抜くか。今やるべきは「真の観光立国シフト」と「教育の抜本的改革」だ。日米貿易交渉にも関わったマッキンゼー伝説のコンサルタントが総数100点を超える図版で解説する、トランプへの対処法と、「強い日本」を取り戻すための2つのソリューション
「ゲームチェンジ :トランプ2.0の世界と日本の戦い方」プレジデント社 大前 研一 (著)
ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて,君主たるものが権力をいかに維持・伸長すべきかを説いた.人間と組織に切りこむその犀利な観察と分析は今日なお恐るべき有効性を保っている.
「君主論」マキャベリ(著)
世界を動かす「見えざる力の法則」、その全貌。地政学テキストの決定版! アメリカの対タリバン戦争敗北は、地政学を軽視した結果である。地政学は帝国と結びつくものであり、帝国は国民国家を超える。帝国の礎にはイデオロギーがあり、それは「物語の力」が核となっている。地政学はナチスの公認イデオロギーとなっていたがゆえに封印されていた、危険な「物語」でもある。危うい物語が浸透していくと、世界は知らぬ間に大きな危機を迎えることになる。無批判に受容してはならない政治理論のエッセンスを、国際政治の具体例を基に解説していく珠玉の講義。
「地政学入門」 (角川新書) 佐藤 優 (著)
しゃべりすぎるから営業成績が伸びない!? NLPを学び、ダメ営業マンからトップセールスマンに変身した著者が、人見知りのビジネスマンに積極的に話さなくても相手が喜ぶ心理テクニックとマインドの持ち方を解説
「人見知りのための沈黙営業術」 (角川フォレスタ) 松橋 良紀 (著)
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