読書感想 「臨終まで」梶井久(1932)息子の死を客観的に描いた母の短編 梶井久(かじいーひさ1870-1946)は小説家 梶井基次郎の母親です。当時62歳の久が、結核に感染し、実家の大阪に戻り自宅療養をする31歳の基次郎を看病し、彼の死を看取るまでを描いた作品が、この「臨終まで」という短編です。(青空文庫のこち... 2021.11.08 読書感想8.2. ふりかえり Retrospective
8.2. ふりかえり Retrospective 「交尾」梶井基次郎(1931)生きる喜びを味わう短編 結核に感染し、実家の大阪に戻り自宅療養をする梶井基次郎が31歳のときに書いた作品が「交尾」です。2つに分かれた6,500文字足らずのエッセイのような短編ですが、町や自然の情景が目に浮かぶような写実的な場面描写に引き込まれます。交尾というタイ... 2021.11.07 8.2. ふりかえり Retrospective読書感想